という訳で,先ずはこちらの画像をご覧下さい(元記事リンク https://www.facebook.com/foresightplanner/posts/1476023922493723 ):
教育指導者の観点からしてもツッコミどころは諸々あるのですが,やはり一番気になるのは,この手帳を記入した生徒(の設定)がどうにも「穴埋めゲームの途上」的立ち位置と見える事です.
学習の初期段階における取り組みで「天井のある穴埋め」から入るのは止む無き事かもしれません.また,実際問題として,諸学分野の「初期段階」が日本のカリキュラムでも高校課程に入ってしまう事も,あるいは致し方無いかとも思えます(「設計」内容についても存じている立場ゆえ).
とはいえ,昨今叫ばれている教育改革の大局観としては,「それでは遅過ぎる」という事ではなかったのでしょうか.粗雑でない「穴埋め的」取り組みがいずれの段階においても必要である事にたとえ異論を持たないとしても,その先は一般に「天井の無い世界」である,という事を,同時並行して教育カリキュラムに織り込んでおく事が,必要なのではないのでしょうか.
筆者は個人的に,「天井の無い世界」をそれなりに見てきているがゆえ,学習指導の現場においても,必要に応じて「その空気」を大なり小なり織りまぜて伝える事は出来ようと思います.
公教育の多くの割合を担う現職教諭の方々は,この「いずれは天井の無い世界へ」という事を,果たしてどれほど伝えられているでしょうか…?