河合塾のセンタープレが多くの地域で終了して,「まだ時期が早過ぎる」などと思っている受験生の貴方,
終了時点で配布されている模範解答・解説を読んで復習して,「いま本試験を受けたら何点取れるか」の目算は立っていますでしょうか??
例年のセンタープレの日程が早い事に異論はありません.また,現役生に限らず大学入試は「当日まで伸びる」事が実際有る旨も,経験則としては多く知られているところです.
ですが,ここからの入試本番対策,特にセンター試験対応というのは,本質的には「得点を伸ばす」段階というよりも,「失点を防ぐ」ための演習形態に入っている,との認識を持っておいて頂く方が良いのではないかと思います.
要するに,「今の時点で理論上取れる得点の最高値を,出来る限り確実にコンスタントに本番で出せる」という事が大切なのであって,これから先の短期・中期目標(駿台センタープレ・東進センター本番レベル模試・駿台リハーサルセンター試験=通称「青パック模試」,等が多くの人にとって「最終中間目標」となるでしょう)に際しても,「取れる得点をコンスタントに取れる」べき,という点は,随時意識の片隅において学習に取り組まれるのが実になる事と存じます.
また,今年度は行政スケジュールの都合上,センター試験の日程が「史上最速」となっています.これは裏を返せば,「センター試験後2次試験までの日数が最長」という意味でもあるのですが,この日程事情をどう活かすかは,受験目標や学習上の戦略指針にもよる事ですので,詳細各論は別途の機会に譲りたいと思います.