青チャートを使いこなせていない受験生のために

さて,それでは,前回記事で述べた「青チャート使用可」水準に達していない受験生は,どうすれば良いのでしょうか.

結論として,先ず今後の受験勉強で青チャートを使う機会は無い(かもしれない)と,覚悟を決めて下さい.

その上で,「補充学習」を徹底する必要があります.

高校数学教科書+市販の教科書ガイドで「章末問題」までを解けるようにするか,あるいは進学校で4STEPやスタンダード等の傍用問題集が「解答・解説別冊」込みで配布されている場合には,それらを使って学習を進めます.例題及びB問題を解けるようになるのが目標です(時間が足りない場合には,傍用問題集なら*印の問題を抜粋して使用).

ここまでの段階で,前述の「センター9割」には届くはずですが,もし足りない場合には,一旦センター試験即応型の問題集を追加して,得点力の底上げを図り「目に見える」成果に到達しておく事も大切です.
さらに上を目指す場合には,黄チャート(レベル5問題は除く)か,同程度の水準の教材を追加すれば,「1対1対応の演習」の手前段階までは届くでしょう.

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