センター試験直前期に出来る勉強法

今年度は日程の都合上,センター試験の日程が「史上最遅」となっています.これを利用して,「1月に入ってからの追い込み」が例年よりも重厚に詰め込める態勢となっています.
従いまして,本稿ではこの「本当の直前期に出来る詰め込み」学習方法について述べてみたいと思います.

先ず冷静に考えて欲しいのは,当サイトでも繰り返し述べてきている事ですが,「得点の安定化」です.センター試験…というより「合否判定一発ではなく,得点の分布が問題になる試験」においては,平均点以上を狙う限りこの「取れる得点を確実に取る」ための対策が必要不可欠となります.

その具体的方法論としては「既知の問題演習の補完」が挙げられます.既に使ってきている問題集がある人はそれを,無い人は今年度のセンター型(マーク式)模試の問題と解答・解説を,確認のため解きながら読み込んでいきます.特に模試はそれ自体が予想問題集ではありますが,周辺知識(往々にして解説に収録されている)からの出題も充分有り得ますので,漏らさず復習するようにして下さい.

筆者自身の経験でも,直前まで付箋を貼ったり剥がしたりしながら復習を重ねていた問題集が「的中」した事例は複数あります.また,正答出来るようになる事で身につく「自信」も,本番戦略という「超高度な緊張感の中でのメンタル面での立ち居振る舞い」には小さからぬ影響を与えます.

「解答を憶えてしまうと役に立たないのでは?」との疑問があるかと思いますが,センター試験に限らず(科目にもよりますが)実際に大学入試では「過去に出題された問題の知識を使って解ける設問」が出る事は決して稀ではありません.試験当日直前の休み時間まで利用出来るものは全て利用して,あらゆる手を尽くして「自己最高得点」を獲り,ひいては「逆転合格」に貢献して頂ければと存じます.

Share