メルリックス学院の「小論文講座」が機能する理由

ここまで当サイトの記事を読んでこられた皆さまからすれば,大学受験で「小論文対策講座」が単立しているというのは「あやしい」と直感的にも思うはずです.
(参考:「『小論文対策』はいきなりやろうとするな」 http://wp.me/p6S43T-d3

ところが,メルリックス学院では「はじめての小論文講座」 https://www.melurix.co.jp/news/2335/ なる「1日集中講座」を設けています.

穿った見方ながら,これを敢えてマーケティング論一般まで引いて眺めてみると,当該講座は情報商材業界で言うところの「フロントエンド」であって,「バックエンド」に対応するのが小論文対策講座(「GW集中個別コース」等を含む)である,という構造(敢えて言うとビジネスモデル)になっているのだと思われます.このバックエンドがいかに学力向上の実効性を担保出来るかに,この講座の実益性が懸かっていると言えます.

また,メルリックス学院は,私大医学部専門予備校なのに「国語」科目が存在します: https://www.melurix.co.jp/course/course01/ .尤も実際には,ここの「カリキュラム例」で示されている「(国語)」の内訳は,おそらくセンター試験対策が中心になっているとは思われますが(私大医学部医学科一般入試で「国語」科目が課されるのは帝京大学くらいしか無いので…しかも選択科目の一に過ぎないので),もしこれが国語(現代文)の基礎学力向上に資するカリキュラムになっているのだとすれば,その上に立った「小論文対策」は存分威力を発揮しうるのではないでしょうか.

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