大学入試も結局は「日本語の論理」読解が殆どである

過日,東大クラスの演習で添削指導を担当させて頂いておったのですが,ある種の英文和訳(「下線部の意味するところを日本語で説明せよ」;必ずしも「下線部を和訳せよ」とは限らない)を拝見している際に,英文解釈以前の問題として日本語の論理が成っていない答案が目につき気になりました.文章の接続が意味を成していないとか,前文を受けている構造なのに受ける対象が明確でないとか.

こういう事もあるので,筆者は常々「大学受験の基本は国語現代文である」と言ってはばからず,挙句には専門ページhttp://wp.me/P6S43T-e5まで作って方法論を詳述している次第です.

大学受験生の皆さん,今からでも国語現代文に取り組む事は遅くないですよ(タイミングとしては無論相当際どいのですが,今から取り組んでも大学入試本番には十分「役に立つ」事請け合いですよ).

他の科目でも,論理論証を重視される場面は少なくありませんから,現代文の学習を今の時点から導入する事は推奨出来ます.また特に,2次試験で小論文が課される医学部医学科受験生の方などにも,国語現代文の学習は今の内から行っておくべき事を進言します(1次合格発表〜2次本番までの期間では完成に間に合わない恐れがある為).

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