昭和大学医学部の化学について

過日行われたYMS大学別模試-昭和大学(I期)https://yms.ne.jp/session/yms-moshi/を参照しつつ,昭和大-医の化学について触れてみたいと思います.

先ず,既にさんざん言われている事ではありますが,昭和大学医学部の化学は生化学が頻出です.そして,要求される知識水準は,しばしば高校化学の範疇を超える…と言うより,「生物」(それも「無印」)の知識が必要となるような出題設定となっている事が珍しくありません.模試受験会場で,「なっ,何だこの知らない話は」という状態に陥った受験生も少なくなかったのではないかと思います.
こう書くと,あたかも昭和大学医学部が理科のうち物理選択者を”敬遠”しているかのように思われるかもしれませんが,実際には化学の内で生化学の配点は3割にも満たず(上記模試では配点29点でした),また高校化学の知識範囲で部分点を取る事も可能です.即ち,昭和大学志望者で物理選択者は,他科目で高得点を安定して取りつつ,化学の生化学以外の範囲を取りこぼさない事が肝要という訳になってきます.

また,上記リンク先でも分析されていますが,昭和大学(II期)の出題傾向はI期とは微妙に異なります.この点にも注意して,昭和大学医学部志望者には,ぜひ合格を勝ち取って頂きたく存じます.

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