映画「#14歳の栞」を観てきました

なんか「教育関係者にはオススメです」とかいう触れ込みで御紹介を頂いたので,見に行ってきたんですよ:

 

第1印象は何と言っても

「すげぇ,統率が取れてる!」

でした.だって見た限り全員制服着てるし.さすが公立王国埼玉(※トップ高校が別学です).

まぁ何というか,アレだと私の居場所は無いかな,的な.映画中でセーラー服着ていて一人称が「オレ」になっている生徒が居た場面は2か所ほど記憶しているのですが,筆者の場合は制服自体着ていなかったので.卒業式とか制服ごと吹っ飛ばしましたしね(苦笑);「学年首席(※後に実は歴代首席(当時)だと判明)なら何をやっても許される」がリアルにまかり通っていました.
筆者の知人(此処を見ている人を含みます)の中でも,男子だと思っている人と女子だと思っている人が居るのかもしれませんが(恐らく「結論は割れる」のではないかと思いますが),そもそもそんなもん無ぇよ:生殖腺全摘だしその前に染色体エラー(※性染色体に波及)ですし.
映画館の帰りに寄った駅のトイレでは,多目的トイレに「男女共用」と書いてあったので遠慮無く利用させて頂きました.暫定一人男女共用.

あと教室内では結構生徒たちがじゃれあっていたりもするのですが,何というかその…可愛いなって;だって筆者の中学時代(●十年前)って言ったら,36人学級で4人くらいは来ない人が居るし,ベトナムやブラジルから来ていてそもそも日本語喋れない同級生も各クラスに一人二人は居るし(たまに特別授業受けてて別学習でした),日曜に宅飲みやって二日酔いで出てくる奴は居たし(マズい遊びや化学物質も少なからず伝播していました…),中学2年次最大の問題事件と言ったら「選挙賭博(選挙違反どころではなく)」でしたからね….

 

そして,映画を見ていく中で思ったのは,

「すげぇ,『心の理論』がある!」

でした.「へー昨今の14歳ってそんな事考えてるのか」といったレベルではありません;「そもそも気持ちとかあるんだ」っていう重度アスペルガー障害クォリティ.やはり原理的に治らんもんは治らんという話です(「診断書が出た」旨の以前記事参照).筆者の中学時代なんてそんな高度な事到底考えてなかったよ,RPGと少女漫画(主に想定読者は小学生)といわゆる男性向18禁ゲームの事くらいしか日常の(思考としての)記憶に無い罠.今にして冷静に考えれば,これとて「他人の思考心情パターンの暗記」の一環だった訳ですが,まぁ結局実を結びませんでしたよね….

Twitterで「発達障害者の精神年齢は物理年齢×0.6」という話を見かけた事があるのですが(本当なのでしょうか?),今でさえなお,筆者の物理年齢は彼らの2倍を超えているのに,直感レベルで何を言っているのかよく分かりません;理詰めで考えれば一応その人が何考えているのか多分おおよそのところは分かるのですが,その理詰めって「雑踏を歩くときは先ずベクトル場を描いて…」というくらいの認識です.筆者は中学生当時「いずれもっと学問を知れば演繹的に導けるようになるのだろう」と思って物理学(後に結局「その為の」数学を専攻)に進んだのですが,結局そんな数式は出てきませんでした…;また,映画中ではあまりそれっぽい生徒が見当たらない事も気になっていました(アスペルガー症候群の発生確率は約1%オーダーと考えられているので,35人学級に一人も居なくても不思議ではない).行っててよかった,#アスペにやさしい東京大学.学校教諭になる計画もあったのですが(小学校の卒業アルバムに所載),これは務まらんな,とも今更ながら思いました.
往時未だ発達障害の概念は本邦内であまり広く認識が共有されておらず,中学校在籍当時の同級生には,さぞかし奇異に映っていた事でしょう(?).ちなみに,筆者の同期で仲良かったのは同様の自閉症スペクトラム色が強い人と知的障害者でした.学年首席と学年最下位が廊下で一緒に歌っている(※歌詞の無いゲーム音楽)楽しい日々でした.

あと意外(??)だったのは,皆さん勉強してるなぁと;筆者の中学時代は授業見てれば事足りたので(ノートを取らなかったので調査書の「ノート点」は●してやろうかと思いました).また分からなければその場で質問して分かるまで授業を進めさせませんでしたし,更にはテスト前だけ勉強するのも卑怯だと思っていたので…

 

そんな訳で,#PX2 (https://bwf.or.jp/)を開催する際には本来対象年齢層を今作品程度だと思って実施すれば良いと思しき訳です.筆者がファシリテーターやってて「何か合わねぇな」と思う理由もタイヘンよく分かりました.本当にありがとうございました.

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