だから国語と算数マトモにやってくれと何度でも言う

灘・井上教諭 受験勉強に慣れ過ぎた頭を解きほぐす一冊

https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/082900123/040900010/?fbclid=IwAR1xzBD6a9jk_wuk-xx2o_e3wVox1AGVIuCimRsUKXP7-YRUoUo2iZu3Soo

そりゃ灘だから出来る向きも;実際問題として,より多くの日本人は先ず大学受験勉強で「『次の文章を読んで、』後の問いに答えよ。」と言う形で,「本文が正しい前提」で理詰めの読解演習を通らないと使い物にならない罠.

尤も本来は「そんなのもっと早々にやり尽くしとけよ」とは思いますけれども…

;本音は,先ず上述の現行大学入試レベル相当までを早々に勘づいした上で,更にその上で「いやこの文章内容自体がそもそも間違ってるのでは」に取り組む段階の学修をも経なければ,現代人としてはまず話にならない.

ですが,実際にはそんな「どうしようもない人」が未だ相当世間にすっ転がっているので,仕方ないから「先ず読解で足切りを掛けた上で,更に記述と口頭試問で適性すくい上げ」をやっておる訳です.それこそ,参政権要件に「長文読解+小論文試験合格」くらい掛けた方がいいのかもしれませんが.

 

何度でも言いますが,だから先ず「読み書き算盤」をマトモに出来るように成りなさいと.無論,体育とか音楽とか美術とか理科とか社会(小学校初年級生活科)の素養とか家庭科とか並行していつやるのか,って話にはなるでしょうが,それにしたって現行課程ですらなお「全然足りてないやんけ」が目につく経験には事欠かず,そんなんだったらそれこそ筆者が文部科学省を乗っ取って教育課程を作り直す事に手出しする羽目に陥る懸念も決して否めません.

が,実際にもし筆者が文部科学大臣になったら,同時に並行して先ず小学2年までにDQ3(最後の最後で行列の一次変換=複素数平面上の積による回転が出てくる),小学4年までにFF3(最後の最後でディラックの海が出てくる)を即必修とします.

…そんなヌルい事でいいの?それですら全然足りてないんじゃないですか???

って,筆者はこの話を高校生になった頃には既に始めていたはずなのですが,どうにも未だそれよりマシな状況になっているとは見受けられません.

コレがあるから,旧課程(現高卒〜)が出来る際に高校数学から「行列」が押し出される事になった際,筆者も文科省の担当官を呼び出した日本数学会総会の末席に駆け付けてボロクソに異議を唱えておったのですが(結局現課程で戻されましたが,まさに字面通り「10年が失われ」ました…),しかし更にその手前(2006年高校卒業=2003年入学生:大学入試初動が第一次安倍内閣の頃=制度を決めたのは小渕内閣時の遠山プランより前くらいかと)で一旦は史上最強になっていたはずの高1「集合と論理」はヌルく戻された(=筆者の現役時)まま,未だに復活していません.

あんなの知らなきゃ自分で気付くとかおよそ無理ですよ…憲法26条「教育を受ける権利」は国が保障しているんですよね!?東大で数学指導してた程度のやつ(筆者)の実感としてコレですよ??

 

日本国民の皆さんは,どうかくれぐれも私みたいな元RPG世界ランカー如きにうっかり文部科学行政を触らせる必要がない内に,もっとマシな仕事をして頂きたく,重ねて強くお願い申し上げます.

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