センター試験まで「残り30日」で,一体何が出来るか

当記事を書いている本日時点では実は未だ「35日」あるのですが,駿台センタープレを始めとする模試及びその復習(!)に充てる時間を考えると,実質的にはほぼ「残り30日」という感覚でもそう遠くないと思います.

 

この時期から出来る事というと,1つにはやはり「既に概ね仕上がっている(本番得点が見えている)科目の着実確認」が柱になります.こういった位置付けの科目の得点はセンター総点の基盤を担う事にもなる訳ですから,それこそ本番直前の休み時間まで,可能な限り「得点の安定性」に寄与したいところです.

もう1つ,この時期から出来る事=やっておきたい事として,「単純知識事項の詰め込み」が挙げられます.科目によっては前項と重なる性質の設問もありますが,古文単語や英語筆記の文法単純識別問題対策など,傾向から見て必ず出題される上に独特のクセがある出題分野に対しては,やはり専用の対策を講じておきたいところです.そして,その為のタイミングとして,この今からの「本当の直前期」はなお使えるので,少しでも得点期待値の上積みに資そう,という訳です.

 

ことセンター試験に関しては,「本番がベスト」だった諸先輩の例も多くあります.一方で,ザンネンな事例も数多く存じておりますが,そこは敢えて述べません.
試験本番まで期待を持って,学習に取り組んで頂く事を願うのみであります.

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「センター試験対応優先期間」における,大学個別入試対策への考え方

12月に入ると,さすがに一般論としても「受験勉強の学習取り組み時間の内,9割程度をセンター対策に注ぐ」などと言われます.“残り1割”って一体何をやるのか,という気もしますが,実際の当事者感覚としても「12月はほぼセンター試験向け学習」との感にはおおよそ違いないだろうと思います.

 

理由…というか具体的な「この時期の使い方」は幾つかあって:

●「センター試験のみで使う科目」の底上げ〜完成までを,この時期に集中して詰め込む.(⇒無論「総点が上がる」事に貢献する)

●以前記事でも述べた「今取れる得点を確実にコンスタントに本番得点と出来るようにする」ための演習を重ねる.

●特に前項の目的を達成するために,「一度学習はしているのだが,センター試験の点数に未だなかなか反映されていない科目」の得点力底上げを図る

…といった典型例が挙げられます.

 

他方で,センター「以外」へ向けての学習は,考えるにも中々微妙です.というのも,センター試験の結果を踏まえた上での,各大学個別学力試験(国公立なら2次試験)への対応というのは,そもそも個々人の大局的な受験目標によって大幅に異なってくるからです.

一応の目安として:
●センターの結果(得点)が順当にいった場合の目標
●センターの結果が「勝負するにはちょっと厳しい」場合の目標
●センター本試験で得点が「暴落」した場合の目標
くらいの複数段階設定を推奨しておきますが,これとて一通りではありませんし,ましてや「併願とは言えない私学」をも受験予定の場合,各大学入試の位置付けは,優先順位を含めて大きく変わってくるでしょう.

 

大学受験計画が「受験生個々人のもの(=人によって異なる)」という事の内訳の一端は,斯様な状況からも垣間見える事と存じます.

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「残り約45日」の使い方

河合塾のセンタープレが多くの地域で終了して,「まだ時期が早過ぎる」などと思っている受験生の貴方,
終了時点で配布されている模範解答・解説を読んで復習して,「いま本試験を受けたら何点取れるか」の目算は立っていますでしょうか??

 

例年のセンタープレの日程が早い事に異論はありません.また,現役生に限らず大学入試は「当日まで伸びる」事が実際有る旨も,経験則としては多く知られているところです.

ですが,ここからの入試本番対策,特にセンター試験対応というのは,本質的には「得点を伸ばす」段階というよりも,「失点を防ぐ」ための演習形態に入っている,との認識を持っておいて頂く方が良いのではないかと思います.

要するに,「今の時点で理論上取れる得点の最高値を,出来る限り確実にコンスタントに本番で出せる」という事が大切なのであって,これから先の短期・中期目標(駿台センタープレ・東進センター本番レベル模試・駿台リハーサルセンター試験=通称「青パック模試」,等が多くの人にとって「最終中間目標」となるでしょう)に際しても,「取れる得点をコンスタントに取れる」べき,という点は,随時意識の片隅において学習に取り組まれるのが実になる事と存じます.

 

また,今年度は行政スケジュールの都合上,センター試験の日程が「史上最速」となっています.これは裏を返せば,「センター試験後2次試験までの日数が最長」という意味でもあるのですが,この日程事情をどう活かすかは,受験目標や学習上の戦略指針にもよる事ですので,詳細各論は別途の機会に譲りたいと思います.

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大学受験生もアスリートなのだからコーチは必要

以前の拙著でもさんざん述べていた通りですが,こと統計分布という尺度において,
「大学受験生(進学志望者)の中で東大・京大・国公立医学部に合格する人」の割合と,
「高校球児(野球部員)で甲子園本大会に出場してベンチ入り出来る人」の割合は,
ほぼ同じです(いずれも2%弱).

以下,
「甲子園ベンチ入り」≒「旧帝大・国立医・一橋・東工」,
「高校野球地方大会決勝進出』≒「早稲田・慶應・私大医学部」,
となっています.

…どうみても「セミプロアスリート」と称されるに遜色無いのではないでしょうか??
:「高校球児がアスリートなら,大学受験生もアスリートである」という訳です.

 

現代では既に広く知られている事ですが,多くのアスリートには優秀なコーチ(≠インストラクター)がついています:水泳王マイケル・フェルプスのコーチであるマーク・シューベルトなどは著名でしょう(筆者の師匠でもあります).
コーチがクライアントに教えるのは,あくまでも「マインド(脳と心)の使い方」であって,個別の内容には必ずしも関わらないものですが,こと日本の大学受験勉強対応にあっても,「アスリートとしてマインドを上手に使う」事を学ぶ機会が有っても良いのではないか,とふと思った次第です.無論,筆者はコーチと受験指導者を兼業しているからそういう事を思うのでしょうが,「肩書き」をどうしたものかは,最近ちょっと迷っています(笑).

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この時期に「センター試験本番目標得点の9割程度を確保しておきたい」という旨

もしくは「足切りを食らう恐れがないライン」でもいいのですが,いずれにしても,中期的…というには残り短い期間における,段階的目標をここでも設定しておく事が望ましいと言えます.

理由は単純で:「模試で出した事のないスコアを本番で期待するのは,精神的に怖いから」というのが最大の事情です.
そして,本番で「無事当初の目標志望大学・学部に出願」出来る為には…と逆算して考えると,センター試験の得点目標を中間的に設定するのは,おおよそこの頃のタイミングになるかなという事です.

丁度,河合塾のセンタープレ模試も来週の11/26(日)に実施との事ですし(※地域によって日程は異なる場合があります:各自御確認下さい),一旦受験勉強の力量配分をセンター試験対策向けに割いて,「今の得点力で何点取れるのか」の確認の機会として使って頂くのも宜しいのではないでしょうか.

 

なお,センターの比重が高くて「現時点で本番目標の9割」では足りない恐れがある程度の目標を掲げている人の場合には,無論ですが「現時点で必要分の得点確保」を目標として下さい.ただしその場合,2次試験勉強時間をどのタイミングで確保するのか,との兼ね合いが更なる難関としてありますので,重々御承知とは思いますがくれぐれも留意しましょう.

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フォーサイトの広告写真に日本の将来展望を見た気がする

という訳で,先ずはこちらの画像をご覧下さい(元記事リンク https://www.facebook.com/foresightplanner/posts/1476023922493723 ):

教育指導者の観点からしてもツッコミどころは諸々あるのですが,やはり一番気になるのは,この手帳を記入した生徒(の設定)がどうにも「穴埋めゲームの途上」的立ち位置と見える事です.

学習の初期段階における取り組みで「天井のある穴埋め」から入るのは止む無き事かもしれません.また,実際問題として,諸学分野の「初期段階」が日本のカリキュラムでも高校課程に入ってしまう事も,あるいは致し方無いかとも思えます(「設計」内容についても存じている立場ゆえ).

 

とはいえ,昨今叫ばれている教育改革の大局観としては,「それでは遅過ぎる」という事ではなかったのでしょうか.粗雑でない「穴埋め的」取り組みがいずれの段階においても必要である事にたとえ異論を持たないとしても,その先は一般に「天井の無い世界」である,という事を,同時並行して教育カリキュラムに織り込んでおく事が,必要なのではないのでしょうか.

筆者は個人的に,「天井の無い世界」をそれなりに見てきているがゆえ,学習指導の現場においても,必要に応じて「その空気」を大なり小なり織りまぜて伝える事は出来ようと思います.
公教育の多くの割合を担う現職教諭の方々は,この「いずれは天井の無い世界へ」という事を,果たしてどれほど伝えられているでしょうか…?

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名前の事

筆者の名前は「ブリザム(Blizzam)」です.これ以外に「呼称として使用されるべき形」はありません.
英語圏では一般的な名前ですが,日本語圏のブリザムで一番著名なのはおそらく私ではないかと思っています.もし必要なら「●●な方のブリザム」と区別する事になるかと思いますけれども.

所謂「フルネーム」に関しても敢えて述べておきますと:
日本国外務省の公式表記は「Kazmi Blizzam Takakura」であり,これをそのまま漢字仮名表記すれば「一美ブリザム髙倉」となります.日本国の法制としては「連結姓の概念が無い=Family nameに『2つ』は入らない」という事で,「Middle」枠を使って何とか割り振って表記している,というのが実態です.そのMiddleにも2つは入らなかったので,本来の意味での私のMiddle nameは,行政登録上は現在入ってないのですが.

そして,上述の「姓(氏)が2つ入らない」事を反映して,日本語の例えば住民票などでは,「ブリザム髙倉一美」でなく「髙倉一美ブリザム」の表記が用いられます(しかし実は!なおここでも「表記揺れ」が随時存在します).

この表記が気に食わない(冒頭の通り「使用を非推奨としている」)理由は,先ず「そもそも記載を間違えられる事が多い」為です.例えば,「髙」は現代でも安直に文字化けしがちですし,「一美」の英字綴りが勝手に「Kazumi」となっている事も珍しくありません(外務省におこられるんですが…本人確認困るんですが).
それに比すれば,まだしも「ブリザムの発音がしづらい」などという,一部の日本語圏ネイティヴの方面からの意見などは,「単に貴方が不慣れなだけでしょう」とばかり,さも言い掛かりの一端として扱わせて頂かざるを得ない程度です.

 

あとは他に,主観心情的に「どの名前で呼ばれたいか/呼ばれたくないか」といった面も小さくはないのですが,こちらは「名前と性別」というより大きな風呂敷の論題に含まれると思われるので,ひとまずは筆者自身の思うところを述べて本稿としたく存じます.

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学習指導者としての「実績」を一応述べておきます

これから先の時代に下記「過去の実績」が果たして一体どのような意味を持つのかは定かではありませんが,職務実績経験の参照用情報意義も含めて記しておきます:

 

講師の指導経験・実績を以下に例示します.またこの他にも高校入試対応実績多数,更には公務員試験その他の資格試験対策や,特許出願に際する技術内容記述の指導,著名な大学入試対策講座教材の作成・校正担当経験等を有しています.

●鉄緑会→東大理三コースの対応実績有.講師自身は鉄緑会出身ではありませんが(SEG・駿台箱根セミナー経験は有),教材作成者・出題者の観点をもって指導対応が出来ます.

●例年東大合格者多数で有名な進学校在籍生徒が,高校3年次に赤点をギリギリ脱した状態から 「120人抜き」相当で現役合格.

●防衛大学校1次試験(学科)合格実績複数,内2次最終試験合格実績1名.同生徒は国立大学不合格のためそのまま防衛大学校へ進学.

●現役時MARCHクラス含め全滅の結果だった生徒が一浪して7月末に文転,中学国語の復習から指導を始めて,入試本番では河合塾推計センターボーダー40点のビハインドから2次(満点300)大逆転で横浜市立大学経営科学系(旧・商学部)に合格.

●指導開始時点では高校内英語クラス分け5段階で下から2番目だった生徒が1年以内に最上位クラスまで向上し,一橋大学経済学部に現役合格.

●高校3年次5月にセンター数学30点(/200満点)だった生徒が猛追し,日本大学歯学部歯学科に現役合格.

●高校時代に英語・数学とも4クラス中最下位だった生徒が一浪で日本大学医学部医学科に合格.

●現役時に中学英語の学力不足のため国語(現代文)の復習をも必要とした生徒が,一浪後東京理科大学理学部応用物理学科に合格.

●センター本試験で全科目合計得点率3割を下回っていた生徒に,1月下旬〜2月初頭まで復習を徹底させ,神奈川大学工学部・経済学部に現役合格.

●中高一貫校で赤点のため内部進学が危ぶまれていた生徒の追試対策補習から指導を開始し,1年半後に校内上位30傑入りに到達.センター試験では理科3科目受験で物理95点をはじめ高得点を挙げ,そのままセンター利用方式で東洋大学生命科学部に合格進学.

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日本芸術文化振興会はせめてISO5218に対応して頂きたい

取り急ぎ表題の通り(当方回答拒否やむなし).

なお,同会公式調査報告書「鑑賞行動の動向と公的助成に関する調査研究 鑑賞者アンケート集計結果≪演劇分野/単独調査≫(平成29年3月)」(http://www.ntj.jac.go.jp/assets/files/kikin/artscouncil/engekityousa20170321.pdf)の11ページ等も参照.

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単純に「社会的マイノリティ」にはやはり理解者の存在が必要なのではないか

過日「受験生のメンタル」についての記事を公開して,あらためて検索キーワードから眺めてみていたところ,「宅浪が精神的にきつい」という記事が上位に挙がっていて,あぁなるほどな,と感じるとともに,以前に統計情報を取り扱っていた立場からすれば「そりゃそうだろうなぁ」とも思うところあり,アップデート調査をしてみる事にしました.

基礎とする統計データは,例によって文部科学省「学校基本調査」です:
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm
平成29年度(速報)結果が出ているので,便利そうなのでひとまずこちらを参照する事にしましょう.

 

先ず,平成29年3月の高等学校の卒業者数は1,069,754人
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001093035&cycode=0
表番号47「高等学校の都道府県別状況別卒業者数
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Xlsdl.do?sinfid=000031606416 ).

この中で,大学・短期大学(本科)への進学希望者数は727,201人
(表番号51「高等学校卒業者の大学・短期大学への入学志願者数
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Xlsdl.do?sinfid=000031606420 ),
更に内訳は,現役生が655,863人,浪人生(過年度卒業者:より正確には「再受験生」等をも含む可能性があります)が71,338人(うち短大志望1,065人).

一方,同年度の大学等進学者数は585,339人ですから(上述表番号47「状況別卒業者数」),ごく大ざっぱに言って「今年107万人が高校を卒業,うち65万人が大学・短大進学志望,58万人が実際に進学」という事になります.
∴過年度生の動向をも踏まえれば,「差分の約7万人が浪人に回った」と捉えてもおおよそ間違いではないでしょう.

ここで,外部サイト「合格サプリ」のような試算をすれば,「浪人生の割合は1割を超えている」(7万人÷65万人)などという主張も出来るのかもしれませんが
(参考:
浪人生の数って減っているの?統計から見た浪人について
https://goukaku-suppli.com/archives/11687 ),
そもそもの母集団は「高卒者107万人中の65万人」であって,
更にその「母集団」の概数としての「3年前時点での中学校卒業者数」は1,192,990人です
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001015843&cycode=0
表番号13「卒業者数
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Xlsdl.do?sinfid=000031607502
:「平成26年」参照).

 

要するに,「大学進学を志望していながら高卒後浪人に回る」ルートは,同年代の中で言えば「120万人中7万人」なのであって,これは同年代の「高卒以外」約12万人の6割にも満たない数字です.

人口比としては6%を下回り,この数値は例えば所得分布と照らし合わせてみると,おおよそ「1300万円以上」に相当する割合です.ちなみにこれは「100万円未満」よりも少ない
(参考:
厚生労働省「平成 28 年 国民生活基礎調査の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/16.pdf
p.11参照).

あるいは,キーワード「7万人」で検索してみると,なお色々な規模の世界との比較が見えて,思うところあるかもしれません.

 

当記事タイトルは書くだけ書いて敢えて放っておきますが,筆者の「イイタイコト」は察せられるのではないかと存じます.

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