社会構造とコーポレートコーチング

以前記事「『ガリ勉』は相応の社会的地位と責任立場を獲得すべし」(http://wp.me/p6S43T-aE)の中で,「パートタイマー」という語義の文脈が今一つ不明である,とのお問い合わせを頂戴しましたので,念のため解説を加筆します.

まず結論から言うと,「パートタイマー」という括り自体に特段の意味はありません.ただ,件の会話をしていた彼等に共通する分類が「パートタイマー」であった旨と,それ以外に共通する括りが見出せなかった旨とが単に合一した結果です.

但し,当サイト読者には薄々お察し頂いていると思われる通り,斯様な状況が結果的に「社会的階層の固定化・対立化」を招く可能性はあります.この点について,以下でもう少し詳述しておきましょう.

先ず,筆者である私は決して,「高学歴(※)集団 vs. パートタイマー集団」のような構図が出現する事を望んでいません.しかし実態としては,先の記事で挙げた例はまさに「対立構造」そのものであり,筆者が最も懸念するところの対象現物であります.(※:本来は「学校歴」と称すべきである誤用の典型ですが,広く使われ通用している現状を鑑みて原典のままとしました)

筆者はかつて,当サイトを立ち上げた際に「ロールモデルをつくりたい」と弁明しました.しかしこれは決して,かかるロールモデルが「対立的構造」を生むべきものではありません.これはむしろ,社会構成において「分業化」の認識を持って各役割(role)が果たされるべきものであり,それはまさに「コーポレートコーチング」の射程範疇であります.あるいは,“セルフコーチング”の方法論として喧伝されてきた面の大きいTPIEなどに関しても,実際には「コーポレート」への導入実績が大きい事が知られています.

「社会に果たす役割」とは「職業」の定義ですが,高学歴集団も「プロアスリートの類似」としての職業認識をもって,本業に集中出来る事が望ましいと言えましょう.

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「大学入学共通テスト」試行テストの箇条書きレビュー

少し遅くなりましたが,「大学入学共通テスト」(今年度まで行われる「大学入試センター試験」の後継)の試行について,特に記述問題が追加された分野を中心に箇条書きレビューをしてみたいと思います.
https://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/index.html

国語(現代文)
●論述形式の出題は「東大入試を水で薄めたような感じ」
∴東京大学受験生は有利になる
⇒報道にもある通り「二極化」は有り得るだろう
●また「TOEICの日本語版」のような印象もあり

数学
●日常生活に密着した「経験論から一般則を導く」誘導は,
私の言葉で言えば「数学語が身になっているか」が問われている
●命題が偽である事の照明に「反例」を使う構想は,例えば東京大学の斎藤毅教授の論にも合致している
●誘導形式の出題が強烈なのは現行のセンター試験と一緒

不慣れな受験生は時間を浪費しがちなので,「出題形式に慣れる事が重要となる」のも現行のセンター試験と同様

全体として,国立大学受験生にとっては有利化の面が大きいと思われる
⇒旧「国立大学共通一次試験」の復活か??

現代(そして将来)において,「高等学校で何を学ぶべきか」について模索が続けられているようには見える

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「受験勉強ゲーム」を素人が楽しめるように出来るか

先のYuta Kawasaki氏よりもう一題“宿題”を頂戴したので,御回答までに.

結論から言うと,現在私が持っている解答の限りでは,やはり先述した「ガリ勉の地位を(再)向上させる」くらいしかないかと思います.

もっとも,私自身が今やっている事は,どちらかというと「ひとまず『プロ受験生』を育て上げて,実力に応じた“リーグ”の中で楽しんで活躍してもらう」に近いのですが,これを更に「アマチュアにも親しんでもらう」まで拡張すれば,一応所期の目的は(形式的には)達成されます.

とは言いつつも,私が必ずしもこのルートを推奨出来るかと言えば,そこは誠に微妙です.

というのも,この筋は今まさにeスポーツが辿ろうとしている道を「逆行する」形だからです(なお,この方面に関しては,黒川文雄さんやその周辺の方々が詳しいでしょう):即ち,「過去には価値があったが今では薄れかけているものを再興する」という構図ですから,果たしてどれだけ意味があるのかは,慎重に問うた方が良い.

その点では,まさにYuta Kawasaki氏が指摘されたように「早くアメリカ型に移行」した方が良いのかもしれませんが,私の認識では今一つソフトランディング出来る道筋が見いだせません…日本の大学が沈没してしまう前に,妙案が見つかる事を願うばかりであります.

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受験勉強は果たしてどこまで必要か

「受験勉強ってそこまで必要ですか?」というお題を頂戴したので(thanks to Yuta Kawasaki),私なりの回答を試みてみようと思います.

端的な結論としては:苫米地英人氏のいずれかの成書で節題となっていた「理学のアメリカと工学の日本」という括りに含意が込められています.

これを換言すれば,受験勉強は「従来の日本型を突き詰めるのであればなお必要,アメリカ型で尖端を目指すのであれば改変を要する」という事になります.

日本型の受験勉強は,言わば「やり込みゲーム」の様相を呈しています.これを小平邦彦先生以来の亡霊と見るか,あるいは河東泰之先生が何と仰るか気になるところではありますが,いずれにしても,現代の受験勉強に織り込まれている「やり込みゲー」要素の源流がこのあたりにある,という事は言えそうです.

いや,「日本の東大京大は『十年に一人の天才を発掘出来ればそれでよし』なのであって,小平邦彦も河東泰之も斯様な人材だ」と言われる向きもあるかもしれませんが,私はそうは思いません.「演習の果てに成果がある」とは,まさに河東先生も仰っている通りです.

そこへきて,高等文官試験以来の流れを汲む東大入試~国家公務員試験制度を概観して言われる「進振り(進学振り分け)悪論」が比肩されるのかもしれませんが,かく言う私自身も進振りを「上手く使って」現在に至っています.いや,「私自身が二流官僚(の亜種)の典型である」とまで言われればそれまでかもしれませんが,そこまで言う人はもはや私に用は無いでしょう.

幾分駆け足の小論になりましたが,ひとまずの御回答までに.

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不動産方面の最近の仕事

拙宅を含む一連のマンション群(団地)が大分老朽化してきたので,警鐘を鳴らすべく資料を各戸配布させて頂きました.内容はおおよそ既知のものですが,触れていない人には遠い話ではないかと危惧された為,今回自腹を切って決行に踏み切りました.

「2億円規模の仕事」をしてからもう5年近くになります.宅地建物取引士の免許も更新期日が近付いてまいりました.マンションの大規模修繕や建て替えは,困難を極める一大プロジェクトですが,出来る限り実現に向けて資するよう,心から願っております.

資料では著名例として多摩ニュータウンの例を引き合いに出させて頂きましたが,実は拙マンションも「容積率の完全使用+行政当局による容積率緩和」の目処が立つ案件であります.その結果は奇遇にも,多摩ニュータウンの先例と非常に類似する結果となる事も,また計算上判明しています.

ですから,実は先ず当局に話をもっていく事が非常に肝要となるのですが,そこまで理解している人は恐らくなかなか居ないのではないかと思われまして,今回の自腹各戸配付と相成りました.少しでも当マンションの将来展望の助けになれれば幸いです.

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「ガリ勉」は相応の社会的地位と責任立場を獲得すべし

以前記事「大学受験生もアスリートなのだからコーチは必要」 http://wp.me/p6S43T-90 でも書きましたが,こと大学受験という局面において,「そこに取り組んでいる当事者・関係者と,世間一般の認識とのズレ」はなお大きいと見えます.これほどまでに情報伝達が迅速化した現在において,未だ斯様な「情報の偏在」が生じ続けているさまは,異様にさえ映ります.

またこれは,直近も相次いで報道されている「高学歴不祥事」における観点に際しても同様です.

もう一つ,筆者がつねづね考えている事があります:それは,「ガリ勉はカッコ悪い」という風潮を払拭すべし,という論点です.

何しろ,前述記事の通り「大学受験生はアスリート並み」なのですから,それ相応に見られて然るべきだし,逆に言えばそれ相応の責任を負う立場でもある,という事に違いはないからです.

筆者は最近,件の「高学歴不祥事」が報道されている傍で,当該事件について会話をしているパートタイマーの方々の話に耳をそばだてる機会を得たのですが,何よりも先ず「相互理解が足りていない」と感じました.ですからこうして日々サイト記事を更新しておるのですが,願わくば斯様な「共通認識」が広まってくれる事を祈るばかりであります.

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今から「逆転合格」に張る賭けについて

あまり積極的にオススメはしていないのですが,「どうしても」という方のために,大学入試で「とにかく勝つ」ための裏技を紹介します.

それは,「センター試験の配点比重が高い大学・学部・学科を選んで,そこを受験する」という方法です.

一般入試の対策は各大学学部によって千差万別なので,如何せん「志望校を決めてから専門対策に本格的に取り組む」順序になりがちです.

他方,センター試験において「高得点を挙げる」為に必要な方法論は,相当に確立されています.従って,セ試の得点を上げる事により,相応の大学・学部に合格してしまおう!というのが,この「裏ワザ」戦略の概要となります.

この方針では,(通常の進路指導における場合と異なり)先ず「志望大学・学部・学科を決めて,それから受験対策の詳細を具体的に詰めていく」という方針は採れません.逆に,「少しでも合格可能性の高い大学の中から,『受かったら行ってもいい』と思える学科等を選んで受験する」事になります.私が普段教えている事とまるで逆ではないか,と思われるかもしれませんが,実際問題として,大学受験生の多くが志望校を決めているやり方は,これと大差ありません.

そこで,「だったら,『どうしても受かりたい』人のために方法論を紹介提供する事もあり得るのではないか」というのが,本稿を書くに至った動機です.

実際のやり方は単純で,上述した通り「センター試験における得点を上げる」勉強法にひたすら注力すればよい.科目にもよりますが,原則としては「基本書を一通りやる→セ試用演習問題集で得点力を確実にする」というルートで足りるはずです.「基本書」の何たるかが分かっていない受験生も少なくないかもしれませんが,教科書あるいはそれに類する「その科目の内容が一通りまとまっている成書」の中から「自分が読んで最低でも7割以上は理解出来る教材」を選べば間違いないでしょう.但し,時間が足りない場合には,より「付け焼き刃的」な教材を導入する必要がありますが,しかし今の時点から「センター試験一辺倒で注力」の戦略を採ろうとしている人にとって,「勉強時間が足りない」などという事は考え難いものがあります.

また,よくある間違いとして「『基本書』のレベルが(その受験生にとって)高過ぎる」というものがあります.ここから「スパート」を目指す大学受験生には,むしろこちらに重々注意して頂く方が良いでしょう.具体的な参考書名を逐一挙げるのは情報量が膨大になりすぎるので割愛させて頂きますが,以上の「原則」に留意して,学習を進めてみて下さい.無論,そもそも試験科目の配点について「学習に際して有利なところ」を選ぶという事も,言うまでもありませんが重要なポイントです.

あ,繰り返しになりますが,これはあくまでも「センターで勝負」に賭ける人向けに限った戦略指南です.その点は誤解無きよう,くれぐれも宜しくお願い申し上げます.

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「教育」について,記事を書いていくということ

実は今更言うのですが,当サイトでこと「教育」わけても「受験産業」について書いていく事は,非常に難しい事なのです.

なぜならば,教育には本来一般論は通用しない(教育を「受ける側」の個々人の差異に依るところが大き過ぎる)ためです.まして大学入試ともなれば,百人十色いや千差万別と言っても過言ではない程度のバラけ具合です.

そんな中でも,「夏の天王山にはこれこれをやりなさい」「センター試験●日前になったらこれこれ」と述べていくのは,大変勇気の要る事でもあります.無論私は職業=趣味として当サイトを運営しているので,記事を書く以上決して苦になる事は無いのですが,他方では「一般論を書くという事」=「個別具体例示列挙において特殊例はさしあたり排除する事」になりかねない為,細心の注意を払ってもいかんせん生じる限界に申し訳無さを感じるのは否めないところです.

ですから,本来は私の個別指導を一度でも受けて,その結果で判断して頂きたいと思うばかりなのですが,価格帯が比較的高いと見られているのか,或いは単に知名度が足りていないのか,未だ「引っ張りだこ」になるほど私の指導法が広まってはいない状況と見えます.

また更には,私の「後継者」となるべき人材にも育って欲しいという願望もあるのですが,こちらはなお未途の段階に過ぎません.

「完全個別指導の威力」を一度でも体感して頂くべく,今後とも当方は研鑽を重ねてまいりますので,どうぞ宜しくお願い申し上げます.

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センター試験まで,あと何日ですか?

この記事を読んでいるあなたは,今すぐ「残り日数」を数えて手帳に書き込みましょう.
そのための紙の手帳です.もし紙の手帳を持っていない人は,遅ればせながらですが,この機会に用意しましょう.そして,「残り日数」を書く際には,必ず「その日の分のみ」を書き込む事がポイントです.毎日意識づける為です.

そして,この作業は,センター試験が終わった後も,個別学力試験(国公立が第1志望の人は2次試験)まで続きます.学習計画のやり方自体は従前の通りで,「週単位」の学習計画を「日単位」にまで落とし込む事がポイントとなります.

あるいは,表計算ソフト等を利用して「日単位のスケジュールシート」を作ってしまっても良いでしょう.この場合,「勉強部屋の壁に貼る用」「トイレに貼る用」「持ち歩く用」の3枚を用意します.無論,随時アップデートは必須です.また残り期間は少ないですが,模試等の日程もここに書き入れていくと良いでしょう.

以前記事でも紹介した通り,「11月に入るとセンター比重5割」などとも言われていますが,限られた時間を最大限有効に活用して,所期の望む結果を手に入れてください.

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私の値段

前回,固定ページ「費用」http://wp.me/P6S43T-akを書いてみてあらためて見えてきたのですが,どうやら私の値段は「2時間につき5万円」とおおよそ定まっているようです.この根拠を試算してみましょう.

先ず,苫米地式コーチング認定コーチとしての職務対価は,半年間で120万円です.本当は180万円位にした方が良いのかもしれませんが,知人から「120万円なら何とか払えるけど,180万円となるとちょっとキツい」と言われたので,暫定価格表示は120万円のままにしています.

これを,1ヶ月4週間として×6ヶ月=24週間で割ると,「1週間につき5万円」という数値が求まります.そして,例えばプロ家庭教師の1回当り指導時間を2時間とすると,冒頭で述べた「2時間につき5万円」の数値が出てきます.これをコンサルティングにも共通の「時間の対価」の指針として考えるなら,私ブリザムの時間の値段は2時間につき5万円という事になります.ちなみにこれは,月1回60分間のコーチングに比して,約8倍のコストパフォーマンスに当たります.これは,私がいかに若年者向けの教育を重視しているか,の目安でもあります.

或いは,企業向けコンサルティング(私は苫米地英人認定コンサルタントです)の対価は「50万円から」としていますが,これは以前別の記事でも述べていた通り,「成功報酬として寄与利潤の1割」を目安としています.つまり,私にコンサルティングを行わせたら,最低500万円は稼がせますよ,という意味です.或いは,私にお話を頂いた時点から最低20時間分の仕事は始動しますよ,という意味でもあります.

実際これを,例えば大学受験コンサルティングで比較してみると,医学部入試の「価値」は偏差値1ポイントにつき約273万円(学費等総費用との相関係数0.7から算出)ですから,「1年以内で偏差値20UP」に対応する利益は5460万円,従ってその1割は546万円となります.これはおおよそ,私をプロ家庭教師として週2回,各2時間で雇った場合に頂く対価に相当します.

いかがでしょうか? または出版コンサルティングの場合にも,営業効果50万円につき2時間の面談等準備と考えれば,格安と言えるのではないでしょうか.

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