「最後の」駿台リハーサルセンター試験(駿台青パック模試)について

謹賀新年

あらためまして,本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます.

さて,「駿台リハーサルセンター試験」を受験された皆さま,成果のほどは如何でしたでしょうか?
大局において,同試験に対する当サイトの所感http://wp.me/p6S43T-b4は変わりありません.また,本年がセンター試験としては「最後」となる(既にグダグダですが…)事についても,殊一模試である当試験を採り上げて見た場合には,そう大きな影響は無いと考えます.
従いまして,当サイト読者である受験生(大学受験生がこのタイミングでこんな所を読むほどに「迷い」があるようでは本来困るんですが…)におかれましては,粛々とセンター試験においても順当な得点を挙げられますよう,尽力される事をくれぐれもお願い致します.

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昭和大学医学部の化学について

過日行われたYMS大学別模試-昭和大学(I期)https://yms.ne.jp/session/yms-moshi/を参照しつつ,昭和大-医の化学について触れてみたいと思います.

先ず,既にさんざん言われている事ではありますが,昭和大学医学部の化学は生化学が頻出です.そして,要求される知識水準は,しばしば高校化学の範疇を超える…と言うより,「生物」(それも「無印」)の知識が必要となるような出題設定となっている事が珍しくありません.模試受験会場で,「なっ,何だこの知らない話は」という状態に陥った受験生も少なくなかったのではないかと思います.
こう書くと,あたかも昭和大学医学部が理科のうち物理選択者を”敬遠”しているかのように思われるかもしれませんが,実際には化学の内で生化学の配点は3割にも満たず(上記模試では配点29点でした),また高校化学の知識範囲で部分点を取る事も可能です.即ち,昭和大学志望者で物理選択者は,他科目で高得点を安定して取りつつ,化学の生化学以外の範囲を取りこぼさない事が肝要という訳になってきます.

また,上記リンク先でも分析されていますが,昭和大学(II期)の出題傾向はI期とは微妙に異なります.この点にも注意して,昭和大学医学部志望者には,ぜひ合格を勝ち取って頂きたく存じます.

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大学入学共通テストの記述式試験が初年度は停止されましたが,受験生各位は粛々と教科書に沿った学習を進めて欲しい

当サイトが言いたい事は全て表題の通りです.そして,随分前にも言ったかもしれませんが,センター試験で「最も当たる」教材は実は「教科書」である,という事もあらためて強調して申しておきます.

また,以前記事http://wp.me/p6S43T-fpで述べていた

>しいて言うと「制度の変わり目には往々にして何かしらある」事には注意しておきます(※経験則).
>そして,高得点帯受験者層は「それにもかかわらず安定して得点を挙げてくる」という旨をも合わせて述べておきます.御参考まで.

も,おおよそそのまま適用されます.特に高得点を狙う層(≒大学入学共通テストが実質的に意味を成す層)にとっては,ここが勝負どころです.実際に適用されるのは現高2生からとなるでしょうが(浪人生には移行措置が採られると思われるので),ここを見ている諸氏にはぜひ健闘して頂きたい次第であります.

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(追記あり)株式会社学力評価研究機構について【暫定報】

数学教育者としても高名な清史弘さんが疑念を呈していらっしゃったので,
https://twitter.com/f_sei/status/1205085971999424512
株式会社学力評価研究機構について,分かる範囲でまとめてみたいと思います.

先ず,検索で得られる情報については,物理教育者の吉田弘幸さんのツイート
https://twitter.com/y__hiroyuki/status/1205078632613310464
にリプライが沢山付いています:
https://twitter.com/uchida_kawasaki/status/1205083776038031361

内容は,
https://www.crlea.co.jp/company.html

>会社概要
>会社名
>株式会社 学力評価研究機構
>Center for Research on Learning and Educational Assessments (略称:CRLEA)
>創立
>2017年 5月
>代表取締役社長
>服部 奈美子
>資本金
>2.4億円
>本社所在地
>東京都新宿区西新宿2丁目1番1号

https://www.crlea.co.jp/privacypolicy_open.html

>個人情報に関するお問い合わせ窓口
>【電話】03-5320-1296
>【受付時間】平日 9:30 ~ 17:30(12:00 ~ 13:00 除く)

の通りですね.

ところが,
https://www.city.saitama.jp/005/001/017/011/001/p002606_d/fil/3132_itaku_kengai.pdf
の112ページを見ると,

>業者番号 1700066000
>法人番号 8011101080609
>ガクリヨクヒヨウカケンキユウキコウ
>株式会社学力評価研究機構
>代表取締役 山中奈美子
>〒163-0415 東京都新宿区西新宿2-1-1
>TEL 03-5320-1296
>FAX 03-3345-8030
>資本金: ¥240,000 千円
>営業年数: 1 年

となっています.

ここで何よりも気掛かりなのが,代表者名が微妙に異なる点です.
検索避けを狙っているのか何なのか知りませんが,登記情報を見れば結論は明白です:

端的に言うと,一方が完全な誤りである事が分かります.
途中で氏の変更等があった訳でもない.
これは一体何なのでしょうか…??

 

(2019.12.13 0:30追記,07:38update)
会社等法人問題に詳しい識者の方に本件について伺ったところ,
「これ単体では問題を感じない」との事でした.
また,同氏より「問題がある可能性が有る点」として,以下の記事を御紹介頂きました:
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019112102000122.html
篤く御礼申し上げます.

この記事を見ると,学力評価研究機構が「ベネッセの関連会社」である旨は既に報道によって(2019年11月21日時点で)広く知られていた事が分かります.
但し代表者名はなおも「服部」になっていますが…

また個人的には,

>ベネッセは「兼務を解消し、機構は完全に、(後略)

株式会社である事を明示せずに敢えて「機構」と呼んでいるあたりにイヤラシさを感じます.

 

(08:30追記)
これでしたね:下記の議事録に,当記事で述べているような事は全部出てきています.当サイトをお読み頂いている皆様には御関心の向きも大きいかと思われますので,長文ですが是非御一読をお奨め致します.

衆議院トップページ >立法情報 >会議録 >文部科学委員会 >第200回国会 文部科学委員会 第8号(令和元年11月20日(水曜日)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/009620020191120008.htm

という訳で,本件はあくまで暫定報としてお読み頂ければ幸いです.

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最後の「センター試験まで残り約35日」まとめ

センター試験最終年度となる今回ですが,残り約35日が迫っているという事もあって,過年度の同時期に書いた記事をまとめておきたく存じます:

 

「残り約45日」の使い方
http://wp.me/p6S43T-96
センター試験が史上最速だった年度の同時期記事.「これからの学習」の原則についてまとめています.

センター試験まで「残り30日」で,一体何が出来るか
http://wp.me/p6S43T-9h
上と同年度(一昨年度)の記事.「本当の直前期」に使える学習法について述べています.

センター試験直前期に出来る勉強法
http://wp.me/p6S43T-aW
上とは逆にセ試験日程が「史上最遅」だった昨年度の記事.過去問・模試問題集等の活用法について述べています.

センター試験まで「残り30日」で,高得点を目指す人のために
http://wp.me/p6S43T-b2
上と同年度の「残り30日」バージョンアップ記事.「△と×を◯に変える」勉強法は必見です.

 

という訳で,センター試験が従前の通りである以上,今更付言する事もあまり無いのですが,しいて言うと「制度の変わり目には往々にして何かしらある」事には注意しておきます(※経験則).
そして,高得点帯受験者層は「それにもかかわらず安定して得点を挙げてくる」という旨をも合わせて述べておきます.御参考まで.

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大学入学共通テスト,記述式試験も延期か

年内にも来年度大学入学共通テスト記述式試験の延期が決まるかもしれません:

国・数記述式、延期を検討 公平性懸念受け、年内判断へ―文科省
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019120500834&g=soc

当サイト主宰は創立以前から,「試験制度はその試験問題を解く能力しか測っていない」あるいは「試験は一体何を測っているのか」を問題として議論もしてきましたが,ここへきて「公平性」という観点から考えるに,「学歴は金で買える」といった極論が思い浮かんで,頭を悩ませるところであります.

 

「学歴が金で買える」というのは,例えば相応に金の掛かる筆者のような専門家をつければ,ほぼ“誰でも”東大に入れる,というような意味合いです.東大クラスを受け持つ立場で何を言うのか,と思われるかもしれませんが,受講生の側も無論保護者の皆々も,その事は重々承知しています(それは,筆者が敢えて説明している事もあるかもしれませんが).

また,東大生の側も,外部には敢えて言いませんが,その事を分かった上で,社会の波を乗りこなしてきています:「現行制度が自分に合っていた事は運ゲーの勝者たる所以だ」と.

かく言う筆者自身は,並み居る天才達に囲まれて東大生活を送っていたので,むしろ劣等感さえ持っていた事を否めないところですが,かえって「幸せとは何か」といった命題に真正面から向き合うきっかけとなった,とも言えます.

 

「●●大学に行きたい」とロコツに言明する生徒こそ,大学受験競争選抜試験制度においては「勝ち組」になれる傾向にある事は確かです.ただし「その先」に一体何があるのか,未来は誰にも分かりません.
宮崎市定「科挙」を読むと,「書物の中から金銀財宝お嫁さんまで出てくる」と説き伏せる文言が紹介されていますが,現代の高等文官試験である東京大学入学試験・国家公務員総合職試験の「勝者」は,果たして金銀財宝お嫁さんを得ているのでしょうか?

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センター試験向け対策学習と国公立2次向け学習とのバランスについて

センター本試験まで,あとほぼ50日となりました.
受験する皆さん,学習は順調に進捗しているでしょうか.

今年はセンター試験の日程が比較的遅いので,1月に入ってからも勉強時間を取れる部分が大きいです.逆に言うと,国公立大学2次試験に向けての学習時間が削られる,という事をも意味します.
そうしますと,例年「12月はセ試に向ける学習余力が9割」と言っているところ,並行して国立2次試験対策も進める必要がある.しかし2次対策を「全部」は取れないので,何をどう進めていくか,「センター試験後」の時間も合わせて(そしてここには「併願校」の受験日程が入ってきます),学習スケジュール計画を綿密に考えておく必要があるという事になります.

今年もシビアな入試になりますが,受験生の皆さまにおかれましては,周到に巧妙な計画を立てて万端に学習を進めて頂きますよう,心よりお祈り申し上げます.
また,学習計画を立てる事が難しい場合には,私どものような学習指導者に計画を立ててもらう事も充分考えられます.ご参考までに.

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セ試まで残り60日未満の現在,受験生は「得点の安定化」に資する学習を

センター本試験まで,残り60日を割りました.
ここをご覧の大学受験生の皆さまは,当サイトでも繰り返し述べている「目標得点の9割」を確保出来ているでしょうか?

毎年恒例の話になりますが,センター試験には特有の「対策」という概念が存在します.そして,それを上手く使いこなした者が,セ試における「勝者」となるのです.

そしてそして,御存知の通り,センター試験は今年度が「最後」という事になっています.これは即ち,「安全策」を採る受験生が大増するという事を示します.

そんな中で,問題の難易度や些末なテクニカル要因に左右されず,コンスタントに目標得点を叩き出せる受験生は,どれだけ「強い」ものでしょうか.

センター試験を受験される皆さま(本当は大学受験一般に言える事ではありますが)には,是非この「得点の安定化」に資する学習取り組みを,残り期間で行って頂きますよう,何卒お祈り申し上げます.

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残り時間がシビアになってきた中での論述対策法(主として中級者以上向け)

記述式現代文の学習法(これまで既にある程度以上対策を行ってきた人向け)について述べます.

本番の字数制限・時間の制約等を意識して演習を行った後,先ず模範解答を確認して答え合わせを行います.この際,ある程度の学力が既に必要となるのですが(詳細は既述「現代文の学習法」http://wp.me/P6S43T-e5を参照),学習途上の人はひとまず「キーワードを拾いきれているか」に着目して自己採点を行う事を推奨します.

その後に,自分の解答に「赤入れ」を行って模範解答の水準にまで到達した後で,あらためて本文の読解と答案作成を行います(無論時間を測る).そして,模範解答通りの答案作成が出来ていれば,即ち読解が合格水準に到達していると見なして良いという事になります.

この方法を採る事で,読解の正確性を修正していく時間を大幅に短縮出来ます(初動段階で模範「解答」は読んでいるが「解説」を読んでいない事に注目).

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再現性のある大学入試漢文の「裏ワザ」

大学受験における漢文の「裏技」について述べます.

やり方は単純で:一字を一単語として“英訳”していきます.
ある程度仕上がったら(全部を完璧に訳出する必要は無いです,というか時間が足りません),訳出された“英文(?)”を読解して,漢文本来の設問に対する解答を導きます.この手順を踏む事で,大抵の大学入試問題には対応出来ます.

尚,上述の手続きからも分かる通り,この技術を使う為には,英語と国語(現代文)が相応の学力に仕上がっている事が必要です.そうでない人が使っても「自爆」に終わるだけの可能性が高いので,念の為注意しておきます.

 

この方法は私が独自に開発したものですが,東大に入学して周囲の人達と話をしてみたら,別途独自に同じ技術を発明して実行して成功していた同期が居たので,再現性は相応にあるものと思われます(前述の通り,幾つかの前提条件は必要と考えられます).

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