「LGBTは約3%」との調査報告が出た模様です

LGBTは約3% 国の研究所グループが調査
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190425/k10011896301000.html

調査の元情報はこちらでしょうか:
性的指向と性自認の人口学 – 日本における研究基盤の構築
http://www.ipss.go.jp/projects/j/SOGI/index.asp

御蔭様で,LGBTの「各内訳」についても記事中で詳述がなされています.

当サイトの過去記事での言及も,少なからず修正を必要とするものがありそうです.

これは「国立社会保障・人口問題研究所」の研究グループが大阪市の協力を得て行った調査で、ことし1月、無作為に抽出した18歳から59歳までの市民1万5000人にアンケートを送り、4200人余りから回答を得ました。

との事で,調査を行った母体には相応の信用がありそうです.但,回答率がだいぶ低い気もしますが…

また,個人的経験の限りでは,今回調査の舞台となった大阪は,セクシュアルマイノリティとして生活していくには(東京などと比べて)厳しい社会である旨も,一応指摘しておきます.ちなみに名古屋も厳しかった.

Share

忘れ去られがちだけれど本当は重要な,国語(現代文)の勉強方法(5)大学受験勉強国語着手編

前々回記事(3)http://wp.me/p6S43T-dcで紹介した「出口のシステム現代文 ベーシック編」が完了したら,「現代文読解力の開発講座」(駿台文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4796114327 に着手します.一般販売書籍ですが駿台文庫の書籍は提携を結んでいる書店でしか販売されていない模様なので,各位予約注文するなり大規模書店へ行くなり対応して下さい.

「アレ?出口のシステム現代文シリーズの続編へ進まなくていいの?」と思う方もあるかもしれませんが,当サイトの指導指針ではこの先,同シリーズの他の教材は使いません…

 

「開発講座」の学習使用方法の原則は,「出口ベーシック編」と同じです.但し,各設問に「読解力開発問題」と称した100字程度の問題本文大意要約が用意されている点が,非常に特徴的です.この大意要約演習によって,記述・論述式の国語現代文答案作成に強くなる事は勿論,センター試験に代表される多肢選択式の出題に対する対応力もより深く身につきます.また,一部の方にとってはお待ちかねの(?)小論文対策学習の基礎も,実はこの段階から本格的に始まる,と言って良いでしょう.

但し,教材のレベルとしては「出口ベーシック編」より一段以上難しい事と,解説も「出口ベーシック編」より大分簡潔にまとめられているので,初学者にとってはより難易度の高い教材となる可能性が高いと思われます.もし少しでも無理を感じたら,一旦「開発講座」の学習を止めて,前回記事http://wp.me/p6S43T-dgで紹介した「読むだけ小論文 基礎編/発展編」の2冊の学習を補充して下さい(学習のやり方は記事にある通りです).
また,もしそれでも難しいと感じるようであれば,前々回記事の「出口のシステム現代文 ベーシック編」が本当に身についているか,今一度確認して下さい.特に,本文の内容を図解的に表示して理解する訓練が徹底されているかに注意して,復習すると良いでしょう.

 

「現代文読解力の開発講座」の学習が一通り完了したら,大学入試現代文の学習の基礎は一応出来た事になります.ここから先は,各自の志望に合わせた学習に分岐していく事になります.

Share

忘れ去られがちだけれど本当は重要な,国語(現代文)の勉強方法(4)高校国語補充学習編

さて,前回記事http://wp.me/p6S43T-dcで「追加教材による学習が必要」と不足を指摘された人,または以降の記事から筆者の指示を受けて「戻ってきた」人へ向けて,高校国語の補充学習について解説します.

使用する教材は,「読むだけ小論文 基礎編」(学研) https://www.amazon.co.jp/dp/4053039622 ,同「発展編https://www.amazon.co.jp/dp/4053039630/ の2冊です.書店では小論文専門の棚は設けていない事が多いので,「AO・推薦入試対策」とか「大学案内」といった各書籍と並べて置かれている事が多い模様です.小論文は大学受験科目としてはマイナーな部類に属しますが(残念ながら!),上掲各書は有名なので,比較的よく書店店頭にも置かれていたりするようです(但し,流石に平積みにはなっておらず,またサイズが小さいので見つけにくいかもしれません).

使用方法は単純で,本当に「読むだけ」です.但し,「基礎編」を先に2周読んで,概念を頭にインプットしてから,「発展編」で同様の事を行います.
目標期間は「各冊2周×2冊」で1〜2週間です.流し読みでは足りませんが,集中して一気に「詰め込む」学習を心掛けて下さい.

 

この段階の学習の目的は,高校までの学習でこれもないがしろにされがちな,「概念」や「語彙」を知識として学び取る事にあります.ですから,その点を意識して上記教材に取り組むと,特に効果が上がるかもしれません.

Share

メルリックス学院の「小論文講座」が機能する理由

ここまで当サイトの記事を読んでこられた皆さまからすれば,大学受験で「小論文対策講座」が単立しているというのは「あやしい」と直感的にも思うはずです.
(参考:「『小論文対策』はいきなりやろうとするな」 http://wp.me/p6S43T-d3

ところが,メルリックス学院では「はじめての小論文講座」 https://www.melurix.co.jp/news/2335/ なる「1日集中講座」を設けています.

穿った見方ながら,これを敢えてマーケティング論一般まで引いて眺めてみると,当該講座は情報商材業界で言うところの「フロントエンド」であって,「バックエンド」に対応するのが小論文対策講座(「GW集中個別コース」等を含む)である,という構造(敢えて言うとビジネスモデル)になっているのだと思われます.このバックエンドがいかに学力向上の実効性を担保出来るかに,この講座の実益性が懸かっていると言えます.

また,メルリックス学院は,私大医学部専門予備校なのに「国語」科目が存在します: https://www.melurix.co.jp/course/course01/ .尤も実際には,ここの「カリキュラム例」で示されている「(国語)」の内訳は,おそらくセンター試験対策が中心になっているとは思われますが(私大医学部医学科一般入試で「国語」科目が課されるのは帝京大学くらいしか無いので…しかも選択科目の一に過ぎないので),もしこれが国語(現代文)の基礎学力向上に資するカリキュラムになっているのだとすれば,その上に立った「小論文対策」は存分威力を発揮しうるのではないでしょうか.

Share

忘れ去られがちだけれど本当は重要な,国語(現代文)の勉強方法(3)高校国語本格着手編

今回記事では,前回記事(2)http://wp.me/p6S43T-d9中学国語補充編の復習が完璧に出来るようになった人,あるいは前々回の(1)基礎学力測定編で「合格基準」に達した人を対象として,本格的な高校現代文の学習方法に進んでいきます.

使用する教材は,市販の「出口のシステム現代文 ベーシック編」(水王舎) https://www.amazon.co.jp/dp/4864700168 です.「出口のシステム現代文」シリーズは次の「バイブル編」が中心になっている…と一見思われがちですが,実際にはこの「ベーシック編」でも十分骨のある内容となっており,筆者の教え子である東大生らもここからお世話になっている人が少なくありません.

教材の使い方は,これまで(1)や(2)の各記事中で述べてきたのと同様,「自力で問題文および解答の解説が出来る」ラインを目標とします.

具体的にはやや特殊ですが,以下の通りです:

先ず,問題1を「制限時間」を守って解きます.この際,解答だけでなく,問題本文の構造解析も一緒に(と言うか解答に先立って)ノートに書き出していきます.

制限時間になったら,ノートに「ここまで制限時間内」のマークを打ちます.そして,答え合わせは未だ行わず,先に問題本文や設問の構造解析が足りていない(=時間内に解答を作る為には,解析まで間に合わなかった)部分を含めて,構文解析を徹底します.
また,もしこの段階の中で,従前の構造解析や解答に「修正」点が見つかった場合には,色ペン等でその旨を分かるようにして,修正を加えます.ここでの内容は,制限時間を過ぎてはいますが,本質的には解答者である「あなたのもの」です.

ここまでの構文解析・問題解答を「心ゆくまで」行ってノートが黒く(もしくはカラフルに)なったら,初めて「答え合わせ」を行います.注意すべき点として,この段階で先ず答え合わせをするのは「設問の解答」のみです.なぜならば,もし不正答があった場合には,次の補充学習段階を導入する事が必要だからです.

さて,答え合わせで無事満点を取れた方は,おめでとうございます.本項の内容を飛ばして,次の段階に進んで構いません.
他方,もし一問でも不正解があった場合,もしくは「結果的に正答だったものの自信が無かった」設問がある場合には,同書の「解説」部分を見ずして,構文解析をやり直します.
この際,基準は「正答ありき」で結構です.要するに,「自分が何を読み違えたから不正解となったのか,どう読み取れば正解する事が出来たのか」を第一義的に意識して,構文解析の修正を行う訳です.

以上の段階まで完了したら,ようやく本教材の「解説」部分に着手を始めます.この際,「図的解説」が多く用いられている事に着目して,是非自分でも色ペンを持って,これまで演習してきたノートにその出口先生の解説を書き加え,そして「自分のもの」として下さい.ここでの目標も,従前の各教材と同様,「本文および解答の解説を,全部自分で出来るようになる事」です.

以上が,各「問題」1つ1つの学習法になります.
ひとたび構文解析を完了してしまえば,あとは「蝋を型に流し込むが如く」各設問に対する解答が得られる,という感覚を,実感としてぜひつかんで下さい.

これを全10講分やりますが,但し注意点として,問題3〜問題4のあたりで「難しい(難しくなった)」と感じた人には,追加教材による学習が必要となります.(他の箇所で感じた場合も同様ですが)
詳細は次回記事http://wp.me/p6S43T-dgにて解説します.出口ベーシック編が途中で「難しい」と感じた人は,次回記事の内容を一旦学習した上で,再度当教材の「続き」に接続する形で戻ってきて下さい.

Share

忘れ去られがちだけれど本当は重要な,国語(現代文)の勉強方法(2)中学国語補充編

さて,ここでは前記事http://wp.me/p6S43T-d5の市販の「集中2週間完成 現代文【高校初級用】」で結果が合格基準点に達しなかった人向けに,中学〜高等学校接続レベルの国語現代文の補充学習について述べます.

 

使用する教材は,市販の「くもんの高校入試完全攻略トレーニング1 中学国語の総復習」(くもん出版) https://www.amazon.co.jp/dp/4774314293 です.書店では「中学国語〜高校受験用」棚に,しばしば平積みで置かれている事もあります.

この教材の使い方は独特で:先ず,第16講〜第29講まで(=日本語現代文の「文章」が扱われている単元)の各講冒頭(見開きページ右上)「重点チェック」を解き,中学国語が“完璧に”出来ているかどうかチェックします.
ここでの原則は満点ですが,ボーダーラインとして上記の全14講中「3問ミス」までは許容範囲です.この条件をクリアした人は,同各講の「本編」を学習する事を徹底して,一応の現代文補充学習とする事が出来るでしょう.
尤も,中学生向けという事で分量は大した事ありませんから,同書の全単元を完璧に復習する選択も悪くありません.万全を期したい人へはむしろこちらをお薦めします.

 

一方,ボーダー「ミス3問以内」に届かなかった人は,国語現代文の学力が致命的に欠けています.該当する人は,以下の順序で学習して下さい.

出口汪の新日本語トレーニング(1)基礎国語力編(上)」(小学館) https://www.amazon.co.jp/dp/4098377020/ から,同「(4)基礎読解力編(下)」までを,1冊ずつ「完璧に」仕上げます.出版から結構期間が経っているのですが,現在でも増刷されているので入手は可能です.書店では,小学生向けと言うか「中学受験用『基礎教材』」のコーナーに置かれている事が多いようです.(※なお,このシリーズは全6巻構成ですが,(5)(6)はこのカリキュラムでは使用しません.
具体的には,1冊毎に「3周」ずつ演習して,答え合わせのみでなく「問題本文と解答の導き方を,自力で説明出来るようになる事」を意識して実践する事です.このためには,「ノートに書き出す」形での学習方法も積極的に導入し,解説本文を含めて全て自分のものにしていく意識を持った取り組みを行いましょう.

これら4冊(1冊につき5講なので,実際それほど期間は掛かりません)が一通り出来るようになったら,再び「中学国語の総復習」16講〜29講の重点チェックを解き直します.このときは,「内容の解説が出来るように」解きます(上述の「新日本語トレーニング」の使い方と同様).そして,以下上述の学習法通りに,「中学国語の総復習」の内容が身につくまで学習を行います.

 

大学入試へ向けた学習をしたいのに途が長い!と一見思われるかもしれませんが,某有名進学校の「難関大クラス」に在籍(そのためには内部進学で一定の成績が必要)していた受験生でさえ,このレベルからやり直しています(結局,彼は同年度に名門国公立大学の“看板学部”へ進学しました).また一般論に近い経験則としても,特に国語(現代文)の学習はないがしろにされがちです(恐らくは,「日本語だから読めている」という誤解が招いている悲劇でしょう).ですから,以上の取り組みを必ず守って,そして「高校レベル国語現代文の学力に不安がない」スタートラインに立つ事を心掛けて下さい.

Share

忘れ去られがちだけれど本当は重要な,国語(現代文)の勉強方法(1)基礎学力測定編

大学入試における,国語(現代文)・小論文の学習方法について述べます.なお,ここでは一応現行課程を対象として想定していますが,試行テストの出題傾向や出題の趣旨を見る限りでは,来年度以降の「大学入学共通テスト」にも存分通ずるものがあると考え,今敢えてこのタイミングで書いておく事にします.

 

先ず,現代文の特別の指導者がついている人は別として,それ以外のおよそ並大抵の方々(推薦入試・AO入試予定組を含む)は,現在時点の国語現代文の学力測定から始める必要があります.高校で現代文を履修しているからといって,この段階を省く事は出来ません.

学力測定に使用する教材は,市販の「集中2週間完成 現代文【高校初級用】」(日栄社) https://www.amazon.co.jp/dp/4816810315 です.上では一応Amazonのリンクを記載しましたが,高校生向けor大学受験用の参考書を取り扱っている書店の然るべきコーナーに行けば,「薄っぺらい本が並んでいる棚」に大抵有ります.

この教材の使い方を,下記のフローチャートで述べます:

1大問を解く(制限時間通りに)

模範解答を見て採点する

得点(満点50)を記録する

解説を読んで検討する

満点を取れるよう理解する
(参考として:「自力で内容の解説が出来る」状態を目指すと良いでしょう.)

次の大問に進む





全14大問を解き終わったら採点結果から統計平均スコアを算出する

以上です.
※なお念のため注意しておきますが,この学習法の中で守るべきは「設問毎の制限時間」のみであって,わざわざ毎日1題ずつ2週間掛けてやる必要は全くありません.むしろ,集中してより短期間で終わらせるべき学習段階だと言っても過言でないくらいです.

 

ここで,平均点が47点を割るようだと「高等学校レベルの国語現代文はあやしい」という事になります.どんなに頑張れる人でも,平均点が45点以下程度だとその先は無いと思った方が良いでしょう.

他方,上記の基準点に達した人は,ひとまず「高校初級現代文は合格通過」と言って良いでしょう.これらの人は次のレベルに進む事が出来ます.但し,先に上記教材で「満点を取れるようにする」学習を補っても良いでしょう.

 

次回の記事http://wp.me/p6S43T-d9では,先ず「合格点に達しなかった人」向けに,中学〜高校接続レベルの国語現代文の補充学習について説明します.
また,平均得点が基準点に達している人への「次の段階」に向けた学習方法は,次々回の記事http://wp.me/p6S43T-dcで解説します.

Share

「小論文対策」はいきなりやろうとするな

【追記】学習方法の具体論は,後の拙記事 http://wp.me/p6S43T-dM を御参照下さい.【/追記】

 

予備校の時間割が決まって各講座が始まり,私もその内訳を見る機会が増えてきたタイミングが少し前にありました.
ところが,その中で,(知っていた事ではあったのですが)「小論文対策講座」と銘打たれた「時間割」科目が存在して,首を傾げるに至った次第です.

そもそも,大学受験勉強の方法論の原則から言えば,「小論文対策」のみ,という学習方法は存在しない.あくまでも,国語(現代文)の学習の基礎の上に,論述形式を修得した上で「より長めの文章」を書いていく,という手順以外の何物でもありません.
ですから,大学入試の小論文受験者は先ず「集中2週間完成 現代文(初級/中級)」で初学時点での現代文の基礎学力を測る必要がありますし,おそらくはその先に「出口のシステム現代文 ベーシック編」を“完璧に”こなす必要もあるでしょう.そしてそれに並行する形で,「読むだけ小論文 基礎編/実践編」を繰り返し読んで,概念知識の補充に努める需要も生じてくると思われます.「現代文読解力の開発講座」で「100字要約」に取り組めるのは,これらの対策学習が一通り完成した後の事になります(※ここまで,あくまでも未だ「現代文」の範疇の受験勉強である事に注意しておきます).

そして,これらを網羅的にやる為には(たとえ「完璧」を目指さないにしても),相応の時間も当然必要となります.最初から「小論文対応」などと謳っている講座にかまけている余裕は無いはずです.小論文対策講座が上述のような「基本訓練」を徹底してくれれば一向に問題は無いのですが,いくら入試本番で小論文が課されるからといって,初学者が「小論文入門ー10日で小論文の基礎完成」や「医学・医療概説」といった小論文専門の教材を使いこなすのは,日本語の読解力という観点だけでもまずもって無理があります.

これらは,国公立大学後期入試などで見られる「学科試験無し,小論文(+面接)のみ」といった形式ばかりでなく,特に私立医学部医学科の2次試験の多くで課されている「小論文」についても強調して言える事です.

また,以上の内容は,例えば大手予備校の「東大クラス」の国語(現代文)講座等についてもおおよそ同様です.「本番レベルの問題を教材として扱っていく」とか言えば聞こえは良いのかもしれませんが,現実には目標地点と現在の実力とのギャップに苦しみ,成果を発揮出来ない受講生が少なくないはずです.商売ももう少し上手く考えて行って欲しいものだと,心より思います.

Share

医学部・歯学部合格請負人のブログ記事「多浪生のワナ(2019-04-16)」が素晴らしいので御紹介

メルリックス学院長のブログ記事「多浪生のワナ」が尤も過ぎて頭が上がらないブリザムです.
元記事はこちら:
http://igakubu-tajiri.com/a/2019-04-16/%E5%A4%9A%E6%B5%AA%E7%94%9F%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%83%8A2019-04-16/

医学部入試で合格するためには、「他の
受験生が解けない問題を解く」ことより
「他の受験生が解いてくる問題は自分も
絶対に解く」ことの方がはるかに大切で
す。他の受験生が解けない問題は、解け
なくても、そこで差を付けられることは
ありません。もちろん解ければいいのは
間違いありませんが、他の受験生が解け
ない問題ということは、かなりの難問で
す。他の受験生が解けない難問を解ける
ようにすることと、他の受験生が解ける
「見たことのある問題」を自分も確実に
解けるようにすることのどちらが現実的
でしょうか?そこを考えてください。

多浪生になれば、何度も出会った問題は、
軽視して難しい問題をやりたくなります。
そこに多浪生のワナが潜んでいます。

当サイトでも「受験は総合点」までは繰り返しお伝えしていますが,「競争選抜試験である事の特性」にここまで踏み込んだ内容は未だ書いた事がありませんでした.当サイト主宰はこの事を一応認識してはいたのですが,具体的に詳しく書いた事はなかったので,謹んで引用御紹介申し上げます.

また,以下の同サイト記述は,当方が教え子に書面媒体等で日頃お伝えしている内容です.当サイトではこれも具体的に記述した覚えは無いのですが,「主宰(ブリザム)の指導を受けると,このようなサポートも得られますよ」と宣伝を交えて,やはり謹んで御紹介させて頂きます:

これまで何度もやってきた「よくある問
題」を軽く考えず、そういった問題こそ
完璧に自分のものとしてください。「完璧
に」というのは、「短時間で正確に解き切
ることが出来る」ということです。実際
の医学部入試では、「短時間で正確に」と
いうことが極めて重要です。そこをしっか
り意識して医学部合格に向かってください。

ーーー

当サイト主宰ブリザムは,医学部医学科入試以外にも各方面へ向けた進路アドバイス・学習指導(大学受験コンサルティング)を提供します.

下記の通り,当サイトでは無償アドバイスと有償アドバイスのいずれかを御用意しております.御希望に合わせて対応いたしますので,以下の内容をお読み頂き,御要望に合う方を選択して下さい:

◆無償
依頼者のペンネーム(無ければイニシャル)を併記させて頂いた上で,「当サイト読者からの質問に答える形」で記事とさせて頂きます.
この利点は無論,費用が掛からない事ですが,欠点としては,「当サイト読者一般に向けてのアドバイス」となる為,個別指導としての効果が薄くなる可能性が挙げられます.

◆有償
アドバイス内容について,(無償の場合と異なり)原則としてサイト他での公開はしません.指導希望者の志望に出来る限り即した形で,具体的な進言を提供します.価格は1万円となります(銀行振込).
お申込みを頂いた際にお伝えする銀行口座に上記金額をお振込頂いた後,電子書面の形で個別指導内容を提供致します.

また,有償アドバイスを御利用頂いた方が,後に当方の個別指導を受講される場合,上記金額を差し引いた価格で個別指導を御提供させて頂きます.

御希望の方は,eメールアドレスnlimeblizzam【at】hotmail.com(【at】→@)まで,
タイトルを「大学受験コンサルティング希望」とし,
●名前(保護者の方から御連絡を頂く場合は生徒様のお名前も)
●有償または無償のいずれかの希望
●無償アドバイス希望の方はペンネーム
●住所(郵便が届く場所:本人確認情報として使用します)
●セ試自己採点結果(科目別及び総合点)または模試等の結果
●志望大学・学部・学科・入試方式等(第3〜5希望程度まで,私大一般入試等併願校がある場合にはその情報も出来る限り)
を御記載の上,お送り下さいませ.

Share

「系属校」の悲喜こもごも

附属校の話題に関しては山本一郎さんあたりの方がよほどお詳しいかと思いましたが,慶應には「系属校」という概念は無いと見えますので,敢えて早稲田(殊に本稿では「早稲田中学・高等学校」)を中心に述べてみたいと存じます.

知る人ぞ知る話かと思いますが,早稲田大学には,「附属校」と「系属校」という区別概念が存在します.端的に言うと,附属校は原則として全員が早稲田大学に進学出来る(権利を持っている)のに対して,系属校は一定の推薦枠数限度がある,といった違いです.中には,「早稲田大学附属高から早稲田大学に現役合格」という経歴を持つ人も居ますが,要するに「あぁ内部推薦蹴って東大受けて落ちたのね,で,併願早稲田に現役合格無事着陸したのね」くらいに察して差し上げて頂ければ幸いです….

さて,問題はこの「系属校」の位置付けです.
早稲田高校を例にとれば,進学校としての立場も担保しつつ,内部進学枠に何とか入れるように頑張る,という,ある意味ではプレッシャーの大きい面もある特性を持つシステムと言えましょうか.
一応,高校2年次までに全ての高校カリキュラムを一旦完了する制度となっています:即ち,多くの「進学校」と同様に,高3次は「受験勉強」に専念出来る環境は整っています.
だからこそ中学受験人気も相応にある訳でしょうが,それにしても以下の進学状況を見る限り,「内部進学可否」というプレッシャーはやはり大きそうです:

https://www.waseda-h.ed.jp/wp/wp-content/uploads/2018/04/0c5cbad7999eec04d6fd743f3bf40c57.pdf

更に,この「合格者数」と「進学者数」の差異を見るに,明治大学どころか東京理科大学までもほぼ蹴られているという…進学校としては,実績もさる事ながら,在籍者・出身者のプライド(矜持)もかなり高そうな気がしてなりません.無論,系属校ゆえのカリキュラムを通ってきた事による学力面での優秀さも手伝っての成果には違いないのでしょうけれども.
また,慶應義塾大学が意外に蹴られているのは,早稲田大学合格組と国立組が多数含まれているのではないかと推察されるところです.特に,早慶両方受かった場合には早稲田を選択する傾向が強い事は想像に難くないでしょう.他には,意外に国立志向(特に東大・東工大)が少なくなく,これをもって「進学校」としての位置付けに成功していると言えば言えるのかもしれません.

またより広い論題になりますが,早稲田大学(少なくとも理工系)の優秀層は,附属高上がりか,あるいは殆どが東大(・まれに京大)落ち組です.(余談ながら,それゆえ多くの早稲田理工系学生は,初年級のうちはセンター試験の話題で盛り上がれます/苦笑.)
ある意味では,この実情こそが早稲田大学学生(特に理工系)のポテンシャルを担保している,とも言えるのかもしれませんが,その是非については,「出口」の進路等も含めてより難しい論点になるかと思われます.

ーーー

当サイト主宰ブリザムは,附属校・系属校並びにそれ以外の大学受験においても,各方面へ向けた進路アドバイス・学習指導(大学受験コンサルティング)を提供します.また,指定校推薦等対策(内申対策)における経験実績をも有しています.

下記の通り,当サイトでは無償アドバイスと有償アドバイスのいずれかを御用意しております.御希望に合わせて対応いたしますので,以下の内容をお読み頂き,御要望に合う方を選択して下さい:

◆無償
依頼者のペンネーム(無ければイニシャル)を併記させて頂いた上で,「当サイト読者からの質問に答える形」で記事とさせて頂きます.
この利点は無論,費用が掛からない事ですが,欠点としては,「当サイト読者一般に向けてのアドバイス」となる為,個別指導としての効果が薄くなる可能性が挙げられます.

◆有償
アドバイス内容について,(無償の場合と異なり)原則としてサイト他での公開はしません.指導希望者の志望に出来る限り即した形で,具体的な進言を提供します.価格は1万円となります(銀行振込).
お申込みを頂いた際にお伝えする銀行口座に上記金額をお振込頂いた後,電子書面の形で個別指導内容を提供致します.

また,有償アドバイスを御利用頂いた方が,後に当方の個別指導を受講される場合,上記金額を差し引いた価格で個別指導を御提供させて頂きます.

御希望の方は,eメールアドレスnlimeblizzam【at】hotmail.com(【at】→@)まで,
タイトルを「大学受験コンサルティング希望」とし,
●名前(保護者の方から御連絡を頂く場合は生徒様のお名前も)
●有償または無償のいずれかの希望
●無償アドバイス希望の方はペンネーム
●住所(郵便が届く場所:本人確認情報として使用します)
●セ試自己採点結果(科目別及び総合点)または模試等の結果
●志望大学・学部・学科・入試方式等(第3〜5希望程度まで,私大一般入試等併願校がある場合にはその情報も出来る限り)
を御記載の上,お送り下さいませ.

Share