天災に即して受験生はどう対応するべきか

台風19号が通り過ぎ,関東地方は見事なまでの台風一過となっています.
さて,そんな台風を含む自然災害に際してですが,入試「本番」に事が起こった場合,受験生は果たしてどう動くべきか.2月の入試繁忙期に台風はなかなか無いかもしれませんが,大雪やあるいは地震のようなものには事欠かないでしょう.

結論としては:先ず自分の身の安全を最優先する.次に,可能であればそのまま試験に臨む事を続ける,です.
筆者はよく,教え子に「試験会場に入ったら先ず建物の安全性を目視しなさい.そして,震度どのくらいまで安全か見積もりなさい」と言っています.冗談でなく.
端的に言えば,震度3〜4くらいだと「地震だ」という事は分かりますが,日本の建物でこの程度で危ない代物はまず無い(なお照明器具等にも注意).よって,試験監督が「試験中断」を告げない限りは,受験をそのまま続けた方が結果有利である,という事です.これは単純に「試験のルールに従う」という事であり,ごく一般的に「定められた規則の下で,適確に競争選抜に臨む」という,当たり前の事に他なりません.

逆に,もし「調整等措置」が採られた場合には,直ちにそれに従って下さい.これは情報処理の一般論問題です.筆者の同期で,鉄道が遅れて該当受験生には試験開始を遅らせる措置が採られたのに,それを無視して遅刻扱い一般受験をした人が居ましたが(結果は不合格でした),そういう単に無謀な,アホな真似をしないように.かく言う筆者も,当日焦って道を間違えたり試験室を間違えたりしましたが,そういうアホは決して真似せず,粛々と制度試験に臨んで頂きたいものであります.

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