「女子大がトランスジェンダー受け入れ」で,何が変わるのか

我が母校(の一つ)が英断を下したとの旨で,今更ながら話題になっています:

トランスジェンダーお茶女大、学生受け入れ 20年度から
https://mainichi.jp/articles/20180703/ddm/041/040/050000c

記事から読み取れる限りでは,「戸籍の変更」という厳しい縛りを外す事にした,と読めます.
ところがこれは,本来的に戸籍の縛りそのものを無くす事に相違無く,まさにその意味で女子大の存立意義が問われる有様となっています.

他方,当サイトでも再三触れている通り,苫米地英人博士の指摘によれば,女子大の存立自体が憲法違反の恐れがあるとの旨です.私も基本的にこの意見には賛同します.
…賛同すると言いつつ,個人的には果たして何処が違憲に当たるのか確認した訳でもないのですが,では高校以下の男子校・女子校の存立は如何とか,かく言う苫米地英人博士御自身は駒場東邦という男子校に在籍していたではないかとか,気にかかる点は諸々有ります.或いは,ポジショントークを含めて述べるなら,女子校と男子校に「くっきり」分けられてしまうと,(筆者のような)中間的立場の居場所や如何,といった問題もなお気になります.ひとまずは(あまり早くもないですが)速報までに.

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