線維筋痛症患者の私にデュロキセチンが劇的に効いた件

担当医が一度は「処方しない」と判断したデュロキセチンを,勝手に手に入れて(方法は各自察して下さい)飲んだところ,これが劇的に効きまして;今までの労苦は何だったのか,というレベルで.

デュロキセチンは抗うつ薬(SNRI)ですが,線維筋痛症への適応もあり,要するに「線維筋痛症とうつ病は同源」と言っても過言ではない程度の話です(日本語版Wikipediaが比較的詳しい: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/デュロキセチン ).疫学的には未解明の部分もあるようですが,直感的には「そりゃそうだよな」という印象です.佐藤優氏仰るところの「うつ病は『心のカゼ』ではなく『心のインフルエンザ』」との言にここは同意しておきたい.
師匠の苫米地英人博士に知れたら「線維筋痛症を辞めれば良かろうに」などと言われそうですが,自力で治せなかった際に「道具」としてのデュロキセチンを使う事は,決して悪くない選択肢の一ではないかと思っております.なお言うまでもなく当然の事ですが,「デュロキセチンが効いた」というのはあくまで私の場合です.線維筋痛症患者・関係者の方々へは参考情報としてお届けしたいと思って書いておりますが,必ずしも「成果」を保証するものではないという事を,御理解頂きたく存じます.

また問題は,これが長期的にも効力を保ってくれるか,という点に懸かっています.今のところは未だ「勝手に手に入れた分を飲んだ」結果の観察に過ぎないので,より長期規模で経過観察をしてみたく,速報申し上げます(なお,現在は既に主治医によってデュロキセチンの処方を受けています).
あとは投与量の調整も必要と思われます.取り急ぎ.

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受験生本人が「学校(ないしは予備校)信者」の場合-そもそも科学とは何か

当サイト主宰は,これまで多くの「進学校信者」たる保護者の方々を説得し,受験生本人の志望校合格に結びつけてきました.
ところが,最近,受験生本人が「進学校(在籍校)信者」になってしまっているケースを,多く目にするように感じられてきました.

確かにこれまでも,「受験生本人が進学校信者」という類型は存在していました.しかし,筆者のところへ来るような「一発逆転」を狙う受験生が,「進学校信者」のままでいるという状況には,戸惑いを禁じ得ません.
自分自身で「現状では足りない」と気付いているからこそ,筆者のような職能者のもとを訪ねるのではないのでしょうか.

 

科学(Science)は一般に,「疑うこと」の連続です.その過程を一時でも放棄しては,論理論証の積み上げは成り立ちません.大学受験生という限られた領域においても,そこに通底する「科学の精神」は,ぜひ忘れないで頂きたいと,心より願う次第です.

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