高校時代の思い出

在籍高校最寄りの献血ルームに行ったときの事(当時はちょっとした”お土産”が貰えて,ソレ目当てに通いつめておりました…/苦笑).

普段は採血や健康確認は看護師が行うものだったと記憶しているのですが,ある時担当者が医師(結構歳いってた)で,私に対してこう言いました:

医「ブリザムさん(※高校生である事は本人確認で知れていました),これからは早稲田ですよ.某首相も某大臣も某大臣もみんな早稲田.だから,ブリザムさんも早稲田に行ってぜひ総理大臣になって下さい」

私「……えっと,私理系なんですが」

医「それなら防衛医大がありますよ.但し倍率百倍ですが(※注:私の受験当時は実際には40倍程度の数値でした)」

医学部ルートを蹴って(=祖父の跡を継ぐをのやめて)東大理一進学の志を決めていた私には,少なからず刺さるものがありました.

 

斯様に,意外な出会いは有るものでございます.直近はSARS-Cov-2の所為で中々難しくなっておりますが,こういう「予期せぬトリガーから世界が広がる」体験は,残していきたいものであるな,と思った次第です.

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「新・解きながら学ぶC言語」https://www.amazon.co.jp/dp/B01C2IR66S/に誤記を見つけました

同書p.204「問題8-7」のソース42行目「enum season select_month(void)」は誤りで,正しくは「enum month select_month(void)」である事を確認しました(前者はコンパイルエラーとなり,後者は元来求められていた通りに正しく作動する事を確認しました).

以上,取り急ぎご報告まで.

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マイナポータルで一向にQRコードがピンぼけで読み取れないんですが


性別欄で配慮が利いていて宜しいと思っていたら此の仕打ちですよ!!

尚,当方の環境はiPhone8plusであります.

以上.

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ギフテッドを如何に若いうちに発見出来るか

提携している予備校が「塾・予備校は不要不急」の号令に倣って休業中なのでヒマで仕方がないブリザムです.「完全1対1個別指導でも感染」という情報もありましたので,家庭教師もおちおちままならない状況です…

 

さて,今回記事では「ギフテッド教育」について少しばかり考えてみたいと思います.
筆者は,5歳(幼稚園年長)のときある日,幼稚園の公式玄関(園児には段差が高過ぎるので普通は使わない)に独りで腰掛けている内に,かの「等差数列の和の公式」に気付きました.同様のエピソードとしてはガウスが10歳,湯川秀樹が7歳の時との事ですから,誠に僭越ながら往時の筆者は彼らを上回っていた事になります(なお,史上記録としては児玉大樹さんという大先輩の例がありますので,さすがに差し控えたいと存じます).

ここで今考えても惜しむらくは,往時の筆者の近くに「理解かつ伝達の出来る指導者」が居なかった事です(無論,例えば現在の筆者が斯様なギフテッドの傍に居れば,相応の教育を提供して差し上げる事は出来ますが…).そりゃそうで,並大抵の幼稚園教諭に「等差数列の和の公式(おそらく実際には『順番に数を足していった足し算の結果』などと園児は言うでしょう)を発見した」と言っても,大変失礼(残念)ながら,分かる教諭はそうそう居ないのではないかと思われるからです(たとえ「等差数列の和の公式」を高校で履修していても,残念ながら「どうせ忘れている」というのが実情ではないかと案じます).実際,筆者自身も「偶数のときは『一番大きい数の半分×一番大きい数に1を足した数(n=2kとおいてk(2k+1))』,奇数のときは『1つ小さい偶数でやった答えに一番大きい数を足す((n-1)n/2 + n)』と答えが出る」と担任の先生に説明したのですが,何の事を言っているのか(数学)さえ理解されませんでした.

斯様に,幼稚園教諭や保育士の知識水準の向上は,重大な意味を持つ事が分かります(このレベルのギフテッドになると,小学校では全く遅過ぎます).これは筆者が恒々言っている「母親の教育水準が子供に多大な影響を及ぼす」という話と地続きです.幼稚園教諭の場合はまだしも,教育大学の”小学校教諭課程”から流れてくる層が居るので(微々たるものですが)彼等に底上げを図ってもらう期待がありますが,初めから幼稚園教諭もしくは保育士を志望する層となると,「短大で推薦もしくは国語の試験のみで調査書・面接で人物重視」みたいな事になっているのが大半で,教諭に教育を委ねようと言う方が無理のある話になりかねません.筆者の場合,まだしも幼稚園の教室に「宇宙」「じゃがいもの育て方」などの成書が学級文庫に置かれていたので,それらで「自習」をしてまかないましたが(さても「しかるべき本を探す」事には時間が掛かっていました;「図書館で司書を利用する」という方法技術は誰かに教えて欲しかった…」),現代〜直近未来の教育は,良くも悪くも電子化して,「標準的レベル」を目安にした「教育用教材」ばかりが跋扈している状況なので,たとえ先取り学習などと言っても所詮は小学校で1〜2学年分程度の話に過ぎず(その程度であれば従前のアナログ教育でもさして珍しくはなかった),それこそ例えば「図書館で偶然(当人にとって)超ハイレベルの本を手に取ってしまい,そこから赤門をくぐるに至った」みたいな事例は,寧ろ逆に今後減っていくのではないかと危惧します.(余談ながら,筆者は小学5年生のときに市立中央図書館の「奥のほう(=大人向けの難解な書籍が並んでいるコーナー)」に足を踏み入れて,そこにたまたまあった「ゲームの理論」(←ここで既に笑える人は笑って下さい)という本を手に取ってそのまま借りてしまい,小学5年にして「マクシミン=ミニマックス戦略」などと口走るガキに無事育ちました.)
実はこのとき,隣の小学校に「小4で相対論を心得た」バケモノ同志が居た事が中学校を卒業してから発覚するのですが(彼は「球面にペンローズ変換を施しても球面のまま」というその筋では有名な演習問題を自力で解いていたので,まず間違いなく“ホンモノ”でしょう),彼と早くに出会わなかった事よりも,やはり「地場の知的水準が高いところにある(前述の筆者の例なら,幼稚園の先生自身は意味が分からなくとも,せめて「数学が分かりそうな人に繋いでやる」くらいのレベルを想定しています)」事は大切だと強く思います.そして,この自粛休業期間内に例の「経済格差が教育格差を助長し再生産する」事は各家庭毎レベルで進行すると考えますし,そしてその事が雪だるま式に積もって“社会的地位の格差,およびその固定化“にまで繋がるのではないかと畏れます.

 

ギフテッド教育風味な事象と言えば,最近名高いN高等学校が随所で取り上げられていますが,正直こんなものでは全然足りない.筆者はそれを分かっていたから,東京大学大学院まで進みながら教育分野を早くから志していた訳ですが,人一人のパワーでは如何せん到底追いつかないものがあります(なお,教育動画の提供は,病状が全快するまでお休みとしております).
一般市民の皆さんが,教育についてもっとマトモに考え,投げ銭一発から始めてもいいから少しずつでも社会全体の教育に資して頂ければ,と願っております.

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