先ず,国公立前期試験の帰りの電車内で中期・後期で自分が受験する大学学部の過去問(赤本)を読み始めるところから「中期・後期入試専用の受験勉強」がスタートします(前述).
出願満了時点での受験倍率が一見巨大な数値になっていて気に掛かるかもしれませんが,その内訳実態としては,そもそも前期入試で合格した組がごっそり抜ける上に,どうせ惰性で受けに来る人が多数居るので,実質的に「マトモなライバル」のみを考えた倍率は2倍に届かない程度の事も多いので,数字そのものは気にせず,あくまでも「合格に必要な得点(過去年度の合格点)」を意識して臨む事が妥当でしょう.
また,公立中期に関しては「ランクを下げて」出願してきた”格上のライバル”が含まれる可能性がある一方で,「出願権が余ってるから冷やかしで出すだけ出した」組も居るので,内情は結局上記と大差無い状況になります.即ち,対策も特段変わりありません.
以上の通りですので,ここで「本気の対策」を採れば,かなり有利な合格確率で受験大学の入学試験に臨める事になります.たとえ前期試験でからくも敗北して中期・後期日程での合格になったとしても,受かってしまえば入学後は前期合格組と全く同じです:まさに「勝てば官軍」なのが大学入試の偽らざる本質です(ですから,ここを読んでいる方は無用に気負わないようにしましょう).
試験対策の方法自体は,前期の場合(当サイト記事既述)と凡そ同様です.
但し,後期では独特の出題(「総合問題」などと称された出題がなされる大学もしばしば有る)が行われる場合もあるので,いずれにしても先ずは過去問を確認する事から始めます.
もしこの「特殊な出題型式」が一応教科・科目的内容の範囲であれば(科目融合問題等であっても一応これに含まれます),相当する教科・科目の学習に取り組んだ上で(結局この段階は前期入試対策と同様),最後に時間計測を含めてもう一度過去問に臨んで,必要な得点を確保出来ていれば大丈夫でしょう(※融合問題等の場合は,問題文読解や試験時間の感覚が科目別試験と異なるので,習熟が特段肝要になります).なお,ここでの目安も「合格者平均点」である事に注意しましょう(と言うか,「合格最低点」に関しては,定員≒合格者数が少な過ぎて開示されない場合も多い).
なお,「一見して見た事の無い出題」であっても,原理的には高校課程=既にさんざん学習してきたはずの範囲から出題されているので,先ずは本番の時間制限にかかわらずその問題文を「読み解く」事から始めて,その出題が「知っているはずの知識・考え方」で解ける事を確認して下さい(もしこの段階で,学力・演習が不足していると感じたら,その分野は優先的に補強するのが無難でしょう;限られた時間の中からの配分なので,微細なところではありますが).
また,この確認段階で,ついでに「その大学学部の中期・後期入試出題傾向のクセ」をも読み取っておく事にもなります.この点については,実際に過去問に臨んでみれば体感的に分かる事かと存じます.
「小論文」に関しては当サイトの特集ページを参照して下さい.
現実問題として,御丁寧に現代文コースからやっている時間はないので,「付け焼き刃」の対策方法を選択して,小論文に与えられた得点配分を考慮に入れながら(試験対策時間全体における比率+小論文という特殊科目の難易度に対する自分なりの得手不得手を加味する),その方法をやり込む事になります.
イヤラシイ言い方になりますが,小論文はロクな対策を出来ないまま臨む受験生も少なくないので,これだけでも大差をつける事が出来る,というのが実情です(当方の指導下で合格実績有).勝てば官軍.
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●国公立前期受験大学・学部等(主観的出来・予備校速報による自己採点等情報出来るだけ書いて下さい)
●大学入学共通テストの得点(2次で素点以外の傾斜配点・圧縮等が行われる場合には科目ごとの得点も全て)
●学習状況(使用教材,過去に受けてきた模試の偏差値・得点等)
●塾・予備校や通信添削等を利用している場合は,その教育機関および直前期に取った講座の対象レベル
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