入試本番における「イメージトレーニング」の効

来週の今頃は多くの国公立大学で2次試験(個別学力試験)がそろそろ終了しようかというところかと存じますが,受験生の皆様は本番の「イメージトレーニング」は出来ていますでしょうか~?

意外と重要なのがこの「イメージ」です.但しその作り方にもコツがあって,あまり「大成功!!」しているイメージを作り過ぎると,もし難題にぶち当たった場合に混乱してそのままドボンしてしまいかねないので,むしろ「難問に対峙する」のは前提として,その中でも如何に「総合で合格点を取っていくか」を形にしたイメージとするのが良いでしょう.

「無謀受験だけど宿取っちゃったし観光ついでに」などと言っている人は別として(但しその場合でも,もし「来年」を見据えるならこと試験本番中の時間に限っては全力で「経験」として体得しておいて頂きたいものですが),少しでも可能性に懸けたい人にとっては,大学入試は「最後まで分かりません」よ.実際,12月E判定で本番も「まず無理」と言われていたような人が合格して,筆者の同期として後に高名になっていたりします(学業…は何とかそこそこだったかもしれませんが).

受験倍率1.0倍超の入試においては,実際問題として誰かしら「ライバルを蹴落とす」形で合格していく事となりますが,それはそもそもそういう試験制度に臨む事を決めたあなた自身の責任です.もし彼が浪人に回る事になったら「人生の1年分殺した」事になりますが,この意味で大学入試は「命懸け」の側面を持つ事は否めません.
血生臭い話もしましたが,この構図はあくまでも,日頃私達が肉や野菜を「食い殺している」のと何ら変わりありません.その事実を確認した上で,合格イメージを作りながら,残りの限られた時間を受験勉強に励んで下さい.

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