「適正な対価」について一応考えてみる

日本Amazonの「お坊さん便」に中止要請が出されたそうで,個人的には”痛いニュース”案件かなとも思ったのですが(苦笑),中々本質的な論点も現れて見えましたので,先ず記事内容を概観しておきます:

アマゾンの僧侶手配サービス 全日本仏教会が中止求める
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160304/k10010431961000.html

全日本仏教会の文書によると,

>僧侶への「お布施」は宗教行為に対する対価ではない

>お布施は一人一人の気持ちとして納めてもらうもの

だそうで,このあたりの日本語の機微は正直に申し上げて論旨不明なのですが(「一人一人の気持ちとしてお金を納める」事は宗教行為ではないのでしょうか…??),ここを敢えて「そもそも対価は有って無い代物」との論題と見れば,むしろ現実に目を向ける真っ当な主張の方向性の一端とも受け取れます.

 

かく言う私自身は,だいぶ昔から「対価の適正な定め方というのがよく分からない」と長らく思ってきたのですが,参考までに,私が提供している職務の対価の「算出根拠」を書き下して,一般論への布石として公論に供したいと存じます:

 

●若年者向け教育
以前の記事でも触れていましたが(http://wp.me/p6S43T-2n),現時点では概ね「一般的なプロ家庭教師(ピンキリ)の平均時間単価の5倍程度」が基準です.この「5倍」の算出方法についても,上掲以前記事に述べています.

●ボディヒーリング
1セッション当りの対価は,「整体院」の平均額より幾分高め,「ヒーリングサロン」の平均程度です.ちなみに,一応「基本90分/回」という事になっていますが,実際には身体構造や方法技術についての説明も提供している為,時間単価としては相対的に割安となっている場合が多いです(追加料金等は特に頂いていません).

●パーソナルコーチング
原則はパッケージプラン(一定期間の継続的セッション提供)なので厳密には比較対照にならないのですが,敢えて時間単価に換算すると,上記ヒーリングの15倍程度です.「脳ミソを触るのは,身体を触るより15倍複雑」という意味で理解して頂くのが分かりやすいかと思います.…本当はもっと複雑かもしれませんが,とりあえず対価は設定する必要がある訳ですので,現時点では大まかに「15倍」としています.そのうち30倍くらいに修正するかもしれませんが.

●心理的危機管理(クライシスサイコロジー)を含む対応
事実上ほぼ全ての案件が「個別特殊対応」になるので,初動段階での総費用を見積もる事は困難です.一応の指針としては,上記パーソナルコーチングの2倍(セッション対応密度も2倍になる為),着手金30万円としていますが,緊急性が高い場合も多いと思われますので,支払云々以前に先ず御一報を頂ければと存じます.

●組織運営コンサルティング
大局原則指針は「貢献利益の1割が私の職務対価」と考えています.但し,クライアント組織への関与の仕方によって実務量が大きく変わるので,直接的労務量・時間が増える場合にはより高い対価割合を求める事も有り得ます.経験上のスタートアップ価格は月額50万円程度でしょうか.
尚,ここでいう「貢献利益」は,私の関与継続如何にかかわらず,初期導入時点から概ね5年間程度の成果を対象として考えます.即ち,「5年以内に月額500万円の利益向上」が最低目標ライン(目安)となります.

●法務調査・処理対応
あまり楽しい仕事じゃないんですが(苦笑)…実務経験を有している分だけ,職務提供も可能な話です.特にフリーランスの方などで,「新規お取引のオファーを頂いたのだけど,この相手方ってどうなの?」といったリスクヘッジ思考の需要に対して,主に法務情報の面から回答を提供します.着手金は5万円としますが,調査の結果内容が少なかった場合(≒相手先が特に問題無かった場合)には,最大半額以上を返金させて頂く可能性もあります.要するに,調査に掛かった実務労力分がそのまま対価となります.
なお,社内で判明している(もしくはくすぶっている)法務ク●ゲーをどうにか片付けて欲しい…といった御依頼にも対応は可能ですが,各業務に必要な権限を獲得する為には私自身がクライアント社内に入る事が事実上必須となりますので,一般に対価は1桁以上高くなると思われます.上述の「組織改善」で法務系に特化した場合,と考えて頂くのが直感的には近いでしょうか.

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