大学受験生もアスリートなのだからコーチは必要

以前の拙著でもさんざん述べていた通りですが,こと統計分布という尺度において,
「大学受験生(進学志望者)の中で東大・京大・国公立医学部に合格する人」の割合と,
「高校球児(野球部員)で甲子園本大会に出場してベンチ入り出来る人」の割合は,
ほぼ同じです(いずれも2%弱).

以下,
「甲子園ベンチ入り」≒「旧帝大・国立医・一橋・東工」,
「高校野球地方大会決勝進出』≒「早稲田・慶應・私大医学部」,
となっています.

…どうみても「セミプロアスリート」と称されるに遜色無いのではないでしょうか??
:「高校球児がアスリートなら,大学受験生もアスリートである」という訳です.

 

現代では既に広く知られている事ですが,多くのアスリートには優秀なコーチ(≠インストラクター)がついています:水泳王マイケル・フェルプスのコーチであるマーク・シューベルトなどは著名でしょう(筆者の師匠でもあります).
コーチがクライアントに教えるのは,あくまでも「マインド(脳と心)の使い方」であって,個別の内容には必ずしも関わらないものですが,こと日本の大学受験勉強対応にあっても,「アスリートとしてマインドを上手に使う」事を学ぶ機会が有っても良いのではないか,とふと思った次第です.無論,筆者はコーチと受験指導者を兼業しているからそういう事を思うのでしょうが,「肩書き」をどうしたものかは,最近ちょっと迷っています(笑).

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