高校は予備校ではない

オフライン等では幾度も声高に述べているのですが,当サイトで明示的に論述した事が無かった気がするので,今更ながら論題を提示紹介に供してみたいと思います.

 

特に私学の関係者(それもこと生徒の保護者)に少なからず見られるのですが,「学校信者」とでも呼ぶべき層が一定割合居ます.
曰く,「この学校についていけば大学受験も安泰だ」と.

そんなばかな.

表題でもさらっと述べましたが,高等学校はあくまで文部科学省の学習指導要領に基づいて教育を行う公的機関であって,大学入試の出題・合格に特化した「予備校」とは違います.無論,“原理的には”両者が一致する事が望ましい…と言いたいところかもしれませんが,実際問題として,試験を作成した段階で「特別の攻略法」が出現する事は避けられないので,進学校と予備校はやはり別物です.逆に言えば,高校なのに予備校みたいな事をやっている所がもしあるとすれば,それは「ルール違反」です.

近年は大学も「高大連携」を標榜するなどしていて,またあるいは大学入試問題の出題者に訊いても「高校できちんと学習してきた現役生を採りたい」との弁も聞かれますが,やはり「試験に特化したプロ的取り組み」が発生存在する事は避け難いものがあります.
かく言う筆者は,その「ギャップ」を埋める為に教育分野に携わっている…と自ら述べても過言ではない立場なのですが,それにしても中々当該ギャップを解消するに至るは難しいものがある,とつくづく感じています.

毎年のように,高校信者が(場合によっては浪人を経由したあげく)「逆転合格」を果たした後に「あの学校教育は何だったのか」と口にするのを目の当りにしていて,やはりいつまでたっても「信者商売」というものは無くならないのかなぁ…と,首を傾げるばかりです.

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当サイト主宰ブリザムは,センター試験(または各模試等)の自己採点結果を踏まえた進路アドバイス・学習指導(大学受験コンサルティング)を提供します.
御希望の方は,eメールアドレスnlimeblizzam【at】hotmail.com(【at】→@)まで,
タイトルを「大学受験コンサルティング希望」とし,
●名前(保護者の方から御連絡を頂く場合は生徒様のお名前も)
●住所(郵便が届く場所:本人確認情報として使用します)
●セ試自己採点結果(科目別及び総合点)
●志望大学・学部・学科・入試方式等(第3~5希望程度まで,私大一般入試等併願校がある場合にはその情報も出来る限り)
を御記載の上,お送り下さいませ.

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当サイトのコンセプトを今のうちに復習してみる

「センター試験」関連で検索で飛んで来られる読者の方が多くなっている昨今ですが,今一度当サイトの原点を見返しておきたいと思います(この「センター試験にむけてもはや言う事がない」タイミングで…苦笑).

当サイトは立ち上げ時から繰り返し書いてきている通り,「社会的マイノリティ(少数者)に対する差別解消や相互理解」を一つのコンセプトとして運営しています.
それにもかかわらず,情報内容が「大学受験」に偏っているのは, 「ひとまずそれでもいいから『一流大学』の経歴を手に入れてほしい,そしてそのパワーによって発言力を手に入れる事で,社会的マイノリティゆえの『弱者』ポジションから脱却する術を得てほしい」という目算の表れです.
従いまして,それゆえに当サイトの内容は異常なほど「打算」と「高邁さ」に偏っています.読みづらいと思われる方も少なくないかと思いますが(アクセス解析の結果からもその傾向は透けて見えます…),元々が「マイノリティの地位向上」をコンセプトに掲げているだけに,さなるべしと心得て頂ければ幸いです.

という訳で,大学入試関連のキーワード検索で飛んで来られた方は,安心して各記事の内容を切り取って使えるものは使って頂ければと存じます.今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます.

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駿台リハーサルセンター試験(青パック模試)活用法概説

謹賀新年

センター試験まで残り20日を割りました.

駿台リハーサルセンター試験(青パック模試)の自己採点結果を見て,一喜一憂している皆さんへ:

青パック模試は,一見して「駿台臭のある」難しめの出題で(特に理系科目),意外な解けなさに愕然とした向きもあるかもしれませんが,先ず「入試はあくまで総合点」という事と(何度でも繰り返し言います),その上で「総合点レベルで言えば,青パック模試は本番的中精度が比較的高い」という点はお伝えしておきます.かく言う筆者自身,青パック模試で自己最高点を出しておきながら,センター入試本番ではある特定分野が「暴落」し憔悴したものの,「本番が自己最高点」であり,かつその得点数値を最も精確に反映していたのが青パックだった,という経験を有しています.

これから未だより難易度の高い緑パック(Z会)や桃パック(河合出版)を残している受験生の方々も多いと思いますが,センター試験本番を見据えた時間等力量配分に慎重に気を配るとともに,個別の得点に心をとらわれる事無く,総合点を意識して「少しでも向上」の意識をつねに持って,残り限られた時間の学習に取り組んで下さい.そしてその際には,先述した「△と×を◯に変える」学習法http://wp.me/p6S43T-b2が頼みになります.準備を万端にして(特に「焦った時からの立ち直り方法」を体得しておく事),試験本番に臨んで下さい.

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