「見えないもの」をどうやって評価するか

報道を見ていても結局は殆どが「信頼」といった言葉が出てきたあたりで追及がストップ(思考停止)してしまっているように思われますが,これって根本的にはエージェンシー・スラックの難しさが現れている典型例なのではないでしょうかね?

三井不動産レジデンシャルも調査 国交省
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151020/k10010275771000.html

個人的には,「プリンシパル-エージェント理論を深く考えていこうとすれば,数理経済学わけても保険数理の知見が必須だ」と思って多少勉強に着手してみた(損保とか生保の国家資格を持っているのはこの為です)ところ,「それより根底に計算複雑性理論があって,先ずそっちの方が重大ではないか」と思い直して最近も初学段階から始めてきている最中に,今回のような具体的問題(「建設」は正に具体物を扱う事の典型と思います)にさえ,全く対処出来ていない現状=敢えて大仰に言うなら”人類の知見の限界”を見てしまって,途方に暮れている只今であります.

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