「地獄の沙汰も金次第」は一体どこまで通用するのか

「国立大学の文系学部再編」問題で進捗の報道があったので,こと「教員養成」分野をピックアップして,あらためて教育の観点から記事を書いてみようと準備を進めていたのですが,冷静に考えてみると,国家単位での大局的な「需給バランスの先読み」といった論だけでは済まない話であって,医師同様に地域間の分布格差もが生じている事に起因する問題との複合事情な訳ですから,それこそ木下斉先生に代表される「地方創生」の一般論まで含めて考える事が必定である…と気付いたあたりで,「2050年に人口1億人維持」とか移民受け入れの是非とかオリンピック景気とか土建事業とか国債くらいまで思い浮かんで頭を抱えているところです.

上で羅列してみた限りでも,幾つかの項目は既に「カネの問題」に落とし込める話であって,ひとたびカネで解決出来る方向性まで分かれば,苫米地英人氏の主張によるところの「個々人の生産性が向上すれば,経済的な面においては何らの問題も解決する」という事になる訳ですが,僻地医療なども果たして「カネを積めば解決」する話なのでしょうか…秋田県上小阿仁村の事例などを眺めている限りでは,どちらかと言うと「移民とケンカしない為には」の類の問題ではないかという気もするのですが.

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