大学入学共通テスト「過去問」の活用法

明日から大学入学共通テスト「第2日程」が始まりますが,受験予定者数は文科省の調査による「事前アンケート」(大分前でしたが…)の結果に比べてかなり少ないので,各予備校の共テリサーチ等のような統計数値の大勢にはさほど大きな影響はなさそうかな,と思われます.

なお,この期に及んで未だ国公立大学2次試験(前期・中期・後期)出願を終えていない受験生は反省して下さい.(当サイト従前記事参照)

 

ここで受験学年生徒よりも注視したいのは,現高2生を始めとする「今後の共テ受験生」です.何しろ,今回第2日程の出題も「過去問」になる訳ですから,第1日程との難易度や傾向の変化等も含めて,よく分析しましょう(実際に「分析」を行うのは,あくまでも予備校の先生方に任せて,彼等のTwitterに随時上がってくる速報を追っていれば宜しいかと思いますが).

この「将来の共テ受験生」がもし共テ本試の問題を解いてみる場合には,いわゆる「同日模試」形式にはこだわらず,後日でも良いし,また「試験本番の制限時間」にはとらわれずに,あくまでも「解けるところまで解き切る」形での演習形式で臨んだ方が,学力確認の面からは望ましいでしょう(但し,参考情報として「実際に掛かった時間を計っておく」事は忘れずに! これは受験生の一般常識です=どんな演習の時でも常に行って下さい).

また,第2日程の問題を解いて復習した後,「丁度ほど良く忘れた」第1日程分の「過去問」をあらためて復習してみるのも良いでしょう.これらの学習取り組みによって,共通テストを受験する人にとっては「今後の学習の指針」として方向性が定まります.
本来の「目的」に沿って,使えるものは上手く使いましょう.

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