前記事で述べた大学受験生の動向が敷衍されると何が起きるか

当たり前の話ではあるのですが,一応責任を含めて考察して述べておこうと思います.

 

●明確な進路志望を決めないままもし大学入試出願段階まで突入すると,結局「受けるだけ受けて受かったところに行く」事になりがちである

●「株式相場的偏差値」に左右される「大学ブランド」は比較的あっさり剥げる割に,医師(・歯科医師)・薬剤師のような「一生モノの手に職」国家資格取得課程の(恐らくブランド的な)人気は,そう簡単に衰える訳ではない

●中学受験→中高一貫校→予備校現役コースから在籍→大学受験 というコースでは,結局何をやっていたのか??的な話になる

●他方,公立高校生も,公立中学で内申稼ぎ→問題が簡単で高得点勝負の公立高校入試で勝利→公立トップ校のハードカリキュラムを戦い抜く→指定校or一般受験→場合によっては”4年制”→「あの高校でその程度の大学?」まである

●進学校や予備校が大学進学に際してどのように役立ったか・あるいは役に立たなかったかについての反省が行われない

●反省フィードバックが無いゆえ,進学校も予備校も相変わらず「上位2割」ラインしか見ていないままにカリキュラム策定を継続し,”実績”を挙げていく

●当該”上位2割の実績”を見て入学・在籍志望者が集まってくる…ループ

 

…イソターエ●ュあたりではこのへんの論議はどうなっているのでしょうか.(怖くて見ていない外野の言)

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