「駿台青パック」と「駿台パックV」の活用方法について

最近,当サイトの「駿台青パック」関連の記事(それも旧セ試課程向け!)に直リンクアクセスが多くなってきている様子なのですが,何かあったのでしょうか??

それらの各記事でも述べている取り,駿台青パックはあまり早い時期に使うべきものではありません.高校や予備校のカリキュラムの一環として使われてしまったならそれは仕方のない事ですが,その場合には復習活用を徹底する形で使いこなして下さい.但し,数学や物理に典型される「駿台特有の解法」解説には注意が必要です.ある程度の復習で割り切るか,駿台在籍の同級生等に訊くなどしましょう.

Z会「緑パック」や河合塾「桃パック」が幅を利かせてきた事で,以前ほど駿台青パックの「難しさ」が評価の対象となる機会は少なくなったのかもしれませんが,筆者の経験では「この難易度での総合点」は本番に比較的近い結果を返してくる可能性があります(これも既述).気を抜かずに復習はしっかりやりましょう.

 

それから,事のついでに「駿台パックV」についても述べておきますと:
正直,この教材は使い方が難しいです.分野別に区切って時間も測って得点力向上に資するべく…という理念は分からなくもないのですが,現実はあくまで「入試は総合点」なので,個々の科目単位での時間配分への反映方法が分からなくなりがちです.

従って,駿台パックVをマトモに使いこなす(共通テスト本番の得点力に貢献する)為には,よほど優れた指導者が傍に必要と考えます.無論,パックVは高校専用教材ですので,ここで言う「指導者」とは学校の先生か,駿台予備校のチューターという事になります.

殊に,共テ向けの各教材(他の模試復習等)の学習が立て込んでパックVの出番が最終盤になってしまうと,共テ本番の時間感覚が狂ってしまう恐れもありますので,くれぐれも留意して下さい.

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