マイナンバーって意外とおもしろい気が今更してきました

 「エージェンシー・スラック」とか「保険化/保険コスト」といったキーワードを切り口に,もう一言くらい記事として述べてみようと思っていたのですが,先にやまもといちろうさんがメルマガ「人間迷路」の最新号(Vol.140)で,遥かに広範網羅的かつ各具体事例にまで言及する記事を書かれていましたので,ここで素人論議を重ねるよりも,先ずやまもとさんのメルマガを推薦させて頂きます(※有料).

 

 夜間飛行メルマガ「人間迷路」

 

 関連話題について,私自身が関わっている範囲においては,「マイナンバーに間に合った」案件もあり,他方では逆に「元来は望ましくなかった事態が動かし難く状況確定的になってしまった」ような事例もあり,また,上述やまもとさんメルマガでも触れられている「情報管理の微妙な案件」に際して,私や極めて近い立場の人が「当事者」として接触する事が避け難くなっている項目などもあったりします.
 個人的には大所高所からの「現状の大局を概観把握した上で,法整備でラインを如何に定めるべきか」といった類の論議も興味深く思うのですが,他方ではあくまでも「当事者一個人」の立場として,其の存在責任の直接の範囲で「如何に立ち居振る舞うべきか」を考える機会も,まず間違いなく眼前にあるはず,と自戒認識しています.

 

 行政が定義した番号ごときで「自分の人生をあらためて考える」などと直接に結び付けるつもりはさらさらありませんが,「行政も現世の一ですよ」という意味合いの説話は,仏教にもキリスト教にも出てきていたかと存じます.

 

 ところで,そんな私は「自分で自分の源泉徴収をする」立場でもありまして,法制度上はややもすると「自分のマイナンバー情報が不適切に自分へ流出しました」 みたいな事態もが起こりかねず,もしそうなったとして民事上は加害者と被害者が同一人ですから「混同により賠償額相当損害はゼロ」とかなりそうなものですが,差し当りそんなテキトウな理解で大丈夫なのでしょうか.
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