国公立大学後期試験への取り組み方

本日までに多くの国公立大学で2次試験前期日程が終了し,これから後期日程に向けてあらためて試験対策に臨まれる受験生も少なからず居る事と存じます.

後期入試対策の原則は,既に当サイトで述べてきている一般の方法論と全く同じです.但し国公立後期は特に残された時間がシビアではありますが,他方では「他の入試日程はおおよそ終わっている=目前の『最終の機会』に集中注力出来る」という意味もあり,必ずしも不利とは言えない程度に「可能性があります」.
「合格したら進学する」との意欲を持って真摯に取り組んで下さい.

 

なお,大学によっては出題形式が前期試験と大幅に異なり,初見時には一瞬問題文が何を言っているのか読解する事に苦労する…といった例も,珍しくない程度に存在します.
しかしこういった場合でも,出題者が問うている事は「高校卒業程度」の範疇を大きく逸脱しません.むしろ,「知っているはずの事柄をいかに縦横に活用して問題文を読み解きほぐし,題意を把握するか」が問われているケースも多くあります.「知らない(初見の)問題を,知っている学修内容で解きほぐす事を,受験生に要求する.」これは前期・後期また国公立・私立の別を問わず,広く大学入試一般に通底する理念なのではないでしょうか.

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