さて,前回記事http://wp.me/p6S43T-dcで「追加教材による学習が必要」と不足を指摘された人,または以降の記事から筆者の指示を受けて「戻ってきた」人へ向けて,高校国語の補充学習について解説します.
使用する教材は,「読むだけ小論文 基礎編」(学研) https://www.amazon.co.jp/dp/4053039622 ,同「発展編」 https://www.amazon.co.jp/dp/4053039630/ の2冊です.書店では小論文専門の棚は設けていない事が多いので,「AO・推薦入試対策」とか「大学案内」といった各書籍と並べて置かれている事が多い模様です.小論文は大学受験科目としてはマイナーな部類に属しますが(残念ながら!),上掲各書は有名なので,比較的よく書店店頭にも置かれていたりするようです(但し,流石に平積みにはなっておらず,またサイズが小さいので見つけにくいかもしれません).
使用方法は単純で,本当に「読むだけ」です.但し,「基礎編」を先に2周読んで,概念を頭にインプットしてから,「発展編」で同様の事を行います.
目標期間は「各冊2周×2冊」で1〜2週間です.流し読みでは足りませんが,集中して一気に「詰め込む」学習を心掛けて下さい.
この段階の学習の目的は,高校までの学習でこれもないがしろにされがちな,「概念」や「語彙」を知識として学び取る事にあります.ですから,その点を意識して上記教材に取り組むと,特に効果が上がるかもしれません.