国語(現代文)の勉強方法(6)大学受験勉強国語継続編

ここからは,主に文系を中心とした「2次試験(大学個別学力試験)で国語現代文が課される受験生」へ向けて記事を書いていきます.(但し,東京大学理系のように2次試験でも国語が重視される大学・学部や,小論文で受験をする人も当記事は読んでおいて,必要に応じて実施して下さい.)

 

教材は,市販の「入試現代文へのアクセス 基本編」(河合出版) https://www.amazon.co.jp/dp/4777213587/ を使います.このシリーズは他に「発展編」「完成編」が有るので,店頭では混同しないよう注意して手に取って下さい.
使用方法は,前回記事「(5)大学受験勉強国語着手編」 http://wp.me/p6S43T-di で学習した,「現代文読解力の開発講座」とおおよそ同様です.「開発講座」で身に付けた方法技術を実践演習する機会として捉え,「開発講座」あるいは更に「出口のシステム現代文 ベーシック編」の解説で述べられていた通りの「読解(・記述解答)技術」を余すところ無く発揮して,「アクセス基本編」の設問に解答しましょう.

 

また,この段階頃になると受験生本人も慣れてきて,毎度毎度そこまで精細に,わざわざ手間・時間を掛けてまで「解析を書き出し切る」必要性に疑問を感じ始めるかもしれません.
しかし,この「アクセス基本編」という教材までは,「精確な解析の徹底」をやってほしいと考えます.
理由は,この後に取り組むハイレベル教材では,実際に「解析をやり切らずに設問への解答を完成させる」トレーニングを行うためです.

 

トップレベル以外の2次試験国語(現代文)では,この後に直接志望校の過去問に接続出来る可能性があります.もしその場合には,傾向対策・分析を徹底して,直接本番に臨んで頂く事も可能です.
但し,こと「国語(現代文)で勝負したい」受験生においては,必要に応じてより上級の学習をも織り込まれる事を推奨します.

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