難し過ぎる教材・講座に取り組んでいませんか?

当サイトでも繰り返し述べてきている事ですが,目標とする志望校・志望学部・学科等に比して,難易度が高過ぎる教材や講座に取り組んでいる受験生の多い事たるや.この「無駄な8割を止めさせる」事が私共の職責の大半になっている旨,何度でも申し上げます.

他方で,進学校や予備校等のクラス編成における「下のクラス」の質の低さも,この傾向に拍車を掛けているように見受けられます.曰く,下のクラスは「人気が無い」.人気というか人望な気もしますが,その「人望」もが作られた人気に基づくものであっては,担当講師も到底浮かばれないでしょう.

数学を例に取れば,「黄チャート」や「ニューアクションβ」にはこのような心配は無いので,若干の注意点はありますが,標準教材として安定的に薦められます.尤も,本当の初学者には無理がありますので,その点は「それなりの進学校在籍が前提」となっている事には注意して下さい.

「4STEP」や「オリジナル」「スタンダード」「サクシード」等の解答冊子(別冊)付きを与えられている進学校在籍生は,勿論それらも使えます.但し,その進学校の課題・試験範囲にとらわれ過ぎないように,当サイトでも繰り返し述べている通り「本業はあくまで受験生,高校生は副業」との視点を忘れずに頭の片隅において取り組んで頂きたいところです.端的に言うと,B問題以上ばかりを相応の分量で課題として出す進学校は,「使い方」に注意を要します.

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