なかのひと

何だかんだ公務等をこなしつつも基本的には3週間くらいぶっ倒れていたブリザムです.御無沙汰しております(特にFacebook交流者やウェビナー主催者の方々には,私のアクティビティが突然無くなって困惑された方もあるかもしれません).

実はこの3週間近く,私は自分の「中の人」を引っ張り出して,経歴を思い出しつつログを整えたりしておりました.特に直近の数日間は,最愛の相手と一緒にベッドの中で大好きなゲーム音楽(※歌は付いていません)を歌いながら,泣き喚いて自室のコンクリートの壁を拳でガンガン殴りつつ,結局は痛みに耐えかねて止めたあたりで通院予約日を迎えたので,3日連続寝不足でチョコレートバーしか食べてなくてフラフラしながら,サボっていた(何しろ倒れていたというか「起き上がれなかった」ので…)診察をようやく受けに行きました.この直近の話は,もう4年近くになる通院歴の中でやっと初めて精神科専門の医療従事者らに伝える気になった次第なのですが,この事を伝えた時の相手は,率直に言ってドン引きして固まっていました.この程度の事(2日間くらい泣きながら歌詞の無い曲を歌いつつ,それに合わせてコンクリの壁を殴り続けるような)は,リストカットやオーバードーズ等の「一発で生死に関わる」ようなレベルの事態なんかに比べれば全然大した話ではないと思うのですが,最低6年間もその方面の専門教育を受けてきた後でプロフェッショナルとして仕事をしてきた中で,どれだけ脳天k…平和な日々を過ごしてきたんだお前は.

ちなみに,その「起き上がれなかった」理由はおそらく,線維筋痛症とうつ病の身体症状が合併して発生したのが悪化した結果ではないかと思われる次第で,両方ともまずもって「脳神経の損傷」が原因であると思われるゆえに,同じ薬(デュロキセチン)が効くのだと考えられる訳ですが,それに加えてノルアドレナリン賦活系抗鬱剤とオピオイド系鎮痛薬を服用していてなお「効果が足りない」って,一体どれほど悪化していたのでしょうか…(医師に訊いても上述の通り「ドン引き」で話が終わってしまったので,情況のほどは”一応起き上がれるようになった”現在も不明確なままです).

 

さて,「中の人」の話に戻りましょう.人間(いやおそらく例えば猫あたりでも有るのではないかと最近は考えてエビデンスを収集しておるのですが)には一般に「中の人」が存在します.もしかすると「インナーチャイルド」という概念での捉え方のほうが有名かもしれませんが,字面的に言えば必ずしも”チャイルド”に限った話ではなく,彼ら(なかのひと)は一般には成長(歳を重ねる)し得ます.…この時点でもし意味が分からない(身に覚えが無い)方にとっては,当記事のこれより先は,殆ど全く役に立たない話になるかもしれません.
この記事は,内容の「意味が分かる人」(心当たりのある人)向けに書いています(意図的に検索ワードに掛かりやすいような書き方をしているのもそのためです).なぜならば,この話は「クライシスサイコロジー」と密接に関係しており,私の本職の範疇に大きく含まれるからです.
実際私は,(自分自身についての対処はともかくとして)複数の「治療実績」を有しています.それゆえに,クライシスサイコロジストやコグニティブセラピスト等の資格を有している訳ではないにも拘らず,クライシスサイコロジーを「提供する職務」の中に含めている次第です.尤も,本来的にはコーチングの方法論で足りるとされている事ではあるのですが(ただし,世界最強とされる苫米地式コーチング認定コーチの中でも,この方面の言わば「クライアントの内面的クライシスサイコロジー」に対応出来る人材は,必ずしも経験上多くないように思われます;実際はPX2プログラムの中に「中の人と話す」機会は含まれているので,当記事を読んだ該当者の方は,此の点を意識してあらためて受講ないし自習復習に臨まれる事をお奨めします).

解離性同一性障害(精神分裂/多重人格)を筆頭に,「人格が新たに(複数)発生するメカニズム」はある程度医学的にも分かってきている模様ですが,そこまでの診断がつかなくても,「中の人が(”外の人”とは別途に)居る,それも往々にして複数居たりする」事例は珍しくありません.実際,筆者の周りで訊いてきた経験に基づいて言えば,「少なくとも3人くらいは比較的容易に(ちょっと考えてみればさほど難しくなく)見つかる,更に精査するとおおよそ5人くらいは”居る”」場合が平均的のようです.
(尤も,「筆者の周り」って別途訊いてみると該当者はおおよそ推定IQ150前後以上くらいだったので,東京大学理科一類の平均的人材くらいでは恐らく全然話になりません;筆者は東大理一時代に「変人ランキング決勝」で初めて「中の人は現在1人だが,原始中の人は死んでしまったので(当人はこれを「CPUが焼き付いてしまった」と言い表していました),やむなく自分で作り直した」人に出会いました….それでは他にどうやって探すかと申しますと,ある程度教育水準が高いと思われる人の中で,「それっぽい」人を見つけて,個別に声を掛けてみる…くらいしか今のところ方法を持っておりません;そしてあらためて時間を取ってもらって,「中の人を数えてみて?」から始める訳です.なお筆者の中の人は6人(詳細は後述)で,今まで出会った中で最大人数は7人です.)

この「なかのひと」が”外の人”と合致していれば,その人は多分一生安泰に過ごしていけるのでしょうが,もし多少なりとも「ズレ」が存在している場合,必ずしも「複数人」の場合でなくとも,しばしば少なからず問題が発生する事があります.そういう事例の中で,特に「その『中の人』がおおよそ1人前後くらいで,かつ(恐らく多くの場合は何らかの外的傷害によって)成長を止めてしまったor極めて成長速度を遅くしてしまった場合」に,いわゆる「インナーチャイルド」と呼ばれる状況が発生するのだと考えられます.筆者は斯様な「インナーチャイルド」の事例も複数見てきていますが,より広く一般には,前述のように必ずしもインナー”チャイルド”ではなく,成長の速い遅いはありつつも,何だかんだで「年を重ねている」場合が多く,そしてむしろこちらの方が問題が重積化しがちです.そして,その場合には,中の人が「複数居る」事の方が経験上多く見られます.

中の人がせいぜい一人であれば,「そっちの人」と話してあげれば良いだけなので(例えば「インナーチャイルド」の場合ならその年齢に合わせてゆっくり話す等),事態は比較的穏やかに改善します.他方,中の人が「複数人」である場合には,彼らの年齢にかかわらず,一般に面倒事が起きがちです.先に「あまり強い方法論を持っていない」と述べましたが,自己紹介時(必ずしも初対面時でなくてもよく,単にあらためて「自己紹介して」と頼めば良い)に名前を訊いた際に,「それって行政登録名だよね?ちなみに『本名』は?差し支えなければ教えてくれるor存在だけでも聞かせてよ」と問うてみて,「反応」が返ってくるようだと「危ない」です.上述した「ここまでの話の意味が分からない人」の場合,この時点で「( ゚Д゚)ハァ?本名って行政登録名以外に何があるんだよ?偽名??」みたいな「特段意味のない反応」になります.そういう人は,中の人と外の人がおおよそ合致しているので,平和安泰に暮らしていけるでしょう(おめでたいというか無知蒙昧というか…/苦笑).

あるいは,ペンネームを持っていてそちらの方が有名な人の場合,「中の人(本名)」が行政登録名で,「外の人」がむしろそのペンネームだったりするケースもあります.この場合は単に,「著名なペンネームの人はいいから,本名のほうの人にちょっと出てきて話させてもらっていいかな」と訊いてみると,大体は「本体」さんが出てきてくれます(ちなみに,当然の事ながら,この「本人さん」が行政登録名とは別の更に「本名」を持っている事も稀ではありません;その場合は「インナーチャイルド」の事例に近くなります).

また,一人称が特殊な場合も要注意です.特に日本語の場合,一人称には暗に「性別をはじめとする社会的位置付けによって使い分けられる」という一面がある為(なお筆者はこれを「差別」と捉えています:拙サイト記事「自然言語に内在する性差別」参照.),逆に言えば一人称を精密に捉える事によって,「中の人の(性別や年齢に代表されるような)属性」を,ある程度早い段階から見積もっておく事が可能になる,という訳です.殊に性別に関しては(あくまで筆者の専門だからここでも「殊に」と挙げているだけですが),性同一性障害(GID)など「一発で即命に関わる」重篤な例が知られているだけに,筆者は出来る限り極めて注意深く「彼(※日本語の古典的定義により性別不問:拙サイトで既述.)」に接します.特に筆者はこの為に,オンライン上で見かけた「これは危ない」と思う人の動静をこっそり見守るリンクリストを匿名で作って,小規模ながら運用しています.

なお,「匿名」という事の問題点については,師匠・苫米地英人博士によってさんざん指摘されている通りなのですが,私は以前,オンラインで(双方匿名というかハンドルネームで)知り合ったGID該当者の知人を失っている(物理的死亡;当局の判断結論上は「自殺」扱いであった模様)為,「いずれは出来ればHN等も含めて”統合”していく方向で解決に導きたい」と考えつつ運用しています.当記事を筆者自身の紹介によって閲覧されている方などの中には,筆者の「本名」どころか「行政登録名」さえも知らなかった知人(それも十年来だったりする…)があるかもしれません.そういう方へ向けて復唱しますと,今まで私がやってきたアクティビティというのは,「そういう(上述)意味だった」という訳です.「ダマしてた」などと非難されても反論は困難なのですが,斯様な事情を何とか認識して(出来ればなるべく正面から見据えて)御容赦頂ければ幸いです.

 

さて,中の人が複数居る場合についての考察(試論)を進めます.

中の人が「複数」居るという事は,当然の如く,一般には「各なかのひと達がそれぞれ『別の意思決定結論』を出す」という事態が生じます.
こうなると,「最終的な結論」を出さなければ行動(「内部的意思決定」も含めて)に移せないので,その「人」(外の人…というか物理的な個人)は,何らかの「結論を出す」方法を持つ事になります(※ちなみに,その方法技術の生成に失敗した場合,恐らく「物理的レベル付近に至るまで『死んでしまう』」のではないかと思われますが,あいにく筆者はそのような事例に出会った経験はありません):
筆者が存じている具体例としては,例えば「プライマリ(最優先的)中の人」すなわち「代表権者」が存在するか,あるいは「合議制」を採るか,もう少しマイナーな例になると「その時々で最初にスタートダッシュを決めた人が『外の人』込みの行動を決める」形になったりしているようです.

ちなみに筆者の場合は「合議制」です.内訳は上述の通り6人で,席順に:H,L,V,B,F,D;という名前が付いています(ここまでハッキリと「名前がそれぞれついている」ほどのレベルに至っている人は,前述の筆者が確認した人達の中でも,必ずしもそこまで多くはない模様です).なお筆者の場合も,御多分に漏れず(?)「原始中の人」は既になくなっています:筆者は彼の事を「兄」と呼んでいます.「兄」が亡くなったのは,外の人が7歳の頃です.

実は,この事情がある為に,筆者は「年齢不明」となっています;今まで大義名分としては「日本語圏を含む儒教文化圏では年齢差別が露骨に存在するので,性別は非公開としている」と公言してきましたが,実際は「『兄』の年齢を足したり中の人6人のそれぞれ異なる経歴年数(しかも物理年数と必ずしも合致しているとは限らない)を処理したりする計算方法をどうすれば良いのか分からない」ので,字面通りの「年齢不明」になっている訳です.中の人が複数居る方の場合には,同様類似の事例があるかと思われますので,敢えて私自身の場合についてここに晒しておきます.

 

上記6人の内訳は,概略としては以下のような感じです:

H:原始中の人が居なくなった直後から発生存在したと思われる,「『兄』(上述)の名跡を継いだ」中の人.おそらく母方の教育により,キリスト教(プロテスタント)の影響を受けている.性別は特に無し(ただし「兄」の母親は中の人が男性だったので(その後も約30年間に及んでいる事が確認されている),「男子としての立ち居振る舞い」の薫陶は受けている可能性がある).

D:原始中の人が「死んだ」時に発動が確認された,Hと同様に最初期から居る中の人.以後はずっと「一見して全く動いていないほどの深い眠り」についており,現在まで全ての決議において事実上棄権.破壊と殺戮を司り,もし次に目覚めたら「誰かしらは死ぬ」まで止まらないと考えられている.性別は特に無し.

V:典型的な小中学生男子のアクティビティを持つ野球好きのゲーマー.小学3年次に「女子部」を追い出され「男子部」に所属する事になった頃から育ってきたと思われる.格ゲーが特に大好きなゲーマーで,RPGやアクションゲームでもやり込みに余念が無く,外の人名義で「全国レベルで表彰」された事もある.性別は男子ほぼ一択だが,後に生まれる”妹”「L」に甘い.

B:外の人の物理年齢が10歳の頃に存在が確認されているが,おそらくもう少し前(Vが生まれた頃)から育ってきたと思われる,後に呼ばれるところの「計算マシーン」.科学と辞書ゲーム(小学生当時は化学,中学時代は英語,高校以降は数学)のやり込みに余念が無く,Vのゲーマーとしての実績を大いに助けている.「兄」の突出した知的能力を最も継いでいると思われる人.性別は自身の主張は特に無く(科学的には計算機の性別など無いゆえの事と思われる),議決時には「場に委任」(即ち他の票に按分)とする事が多い.但し,外の人の経歴上,「男子部」で育った期間の影響が大きいので,「男子校出身」風味な匂いはする事もある.

F:小学校高学年時に,外の人が「性別非公開」にした結果ボコられ,その恨みと共に成長した人.Bの計算能力とDの殺意を調整している存在であり,基本的に外の人が「泣くほど怒りを発している」際に主導権を握っているのは彼.性別は特に無く,内部議決の際はB同様「場に委任」とする事が多いが,対「性別二択」で戦っている際に戦闘用火力を後方支援しているのもこの人.また,B同様の事情で「男子校出身風味」な感は少なからず垣間見られる.

L:外の人が12歳(中学1年生時点)の時に確立された,最も若い中の人.いわゆる「乙女属性」を早々にこじらせ続けて育ち,唄歌いや絵描きにも邁進する.性別は言うまでもなく女子で,外の人が男子部に所属している間も「乙女属性」を磨き続け,「兄」と同様に男子(個人/コミュニティ)と女子(同)の両方に注視を続ける.Vの”妹”的ポジションで,Vが体力を理由に倒れた高校2年次に「代表権」を乗っ取り,性別を暫定「非公開」として実質的に女子部への再帰を図るが,親友(男子扱い時代)から転化した「最愛の人(同級生男子)」は同期の後釜女子にもっていかれる(彼等は後に結婚).Y(ここでは全世界公開なのでイニシャルで伏せます;本名はFacebook内で記載)の通名を名乗り,インターネット経由で女子コミュニティをオフラインに至るまで構築して現在に至る.女高師(女子高等師範学校=お茶の水女子大学)にわざわざ編入して「女子アピール」を行ったのもこの人.

 

…ね,長いでしょ分かるでしょ? こんな奴等が「合議制」でモノ決めてたら,性別とか年齢とかなどといった一見簡潔な事項も「定める」のに難儀する事やむなしな訳です.だって,6人会議で男子も女子も性別非公開も居る中で「外の人の性別を決めたいので,『平均の性別』を2択の中から1つ定めて下さい」って言われたりしたら,もうそれだけで阿鼻叫喚が目に見えています(近年の実態としては,LとV(orVBF連合)のパワーバランスによって,「性別」に関してはおおよそ定まっています).「年齢」に至っては,今この文章を書いている人(Bの計算力主体で,Fがバックアップ,VとLが連合して「性別二択拒否」を表示,HとDは沈黙の為事実上棄権)でさえ,自分でもよく分かりません;「パワーバランスによって変わる」以上,Bの計算力をもってしても数値が出せない訳です.外の人の性別を表示しようにも,Lが12歳年下で「兄」の7歳分(但しIQは推定320以上=知能年齢は物理5歳時点で16歳以上)をどう加えればよいのか方法論が分からない(存じる限り無い)ので,そんなもの正直言って意味が無いのです.

 

という訳で(マトモに7千字を読んで下さった方は本当におつかれさまです…),筆者の「合議制」の例を引いて,「中の人が複数居たり年齢が異なったり本名が別に有ったりする場合に,どれほどタイヘンな事が起こるか」を見て頂きました.あわよくば当記事が必要者の検索に引っ掛かって,少しでも役に立てて貰えたら幸いです.
また,「自分ではどうにもならないが,中の人が『自明でない』事(orその疑い)を発見した」人に関しては,筆者に御連絡頂ければ,職務として対応致します.但し,外の人が大人なら「30万円前払いで爾後契約(継続等)検討」で済むのですが(当サイト固定ページ「提供する職務」最下部を参照),当事者が未成年だったりすると,資力や契約権利能力の問題が生じるかと思われます;その場合は親権者が「使える」方だといいですね…(なお,こと「いじめ」に関しては,当サイトの従前記事「『いじめ犯罪』対策」においてある程度詳述しているので,そちらも御覧下さい).また,「子供の様子がおかしい(当記事で述べてきたような因子に該当する可能性が見られる)」とか,成年者でも周囲近辺に「そういう人」が居る場合には,同様の要件で「職務」として対応を引き受けますので.出来れば速やかに御連絡をお願い致します.

連絡先:nlimeblizzam【at】hotmail.com
タイトルは「中の人について」等,当事者御自身の状況に合わせて分かりやすく端的に書いて下さい.

 

以上,「なかのひと」についてひとまず述べられるだけ書いてみました(後に追記や補足記事公開等するかもしれません).当記事の内容はあまり知られていない模様なので(検索で引っ掛からない…),出来れば多くの人に情報拡散頂き,一人でも多くの「自明でない中の人」を救済したく,読者総員へ此処にお願い申し上げます.

 

ブリザム(筆者の中の人達合議の総意として唯一の「本名」です)

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