「クライシスサイコロジー対応着手金30万円前払い」の算出根拠について

当サイトの「クライシスサイコロジー対応着手金30万円前払い」という条件に関して,「現実問題としてそんな金額を払えるのか,あるいは調達はどうするのか」といったお問い合わせを頂いたので,本稿で説明します:
http://www.educationbusiness.jp/%e8%b2%bb%e7%94%a8%ef%bc%bb%e9%9a%8f%e6%99%82%e6%9b%b4%e6%96%b0%ef%bc%bd/

筆者の経験上,いわゆるメンヘラ(「メンタルヘルスに問題を抱えている人」の意と理解しています)でガチな対応を迫られる状況の方(放っておくと物理的に死んでしまいかねないと思われる人:リストカット,オーバードーズ,強い酒の一気呑み過ぎ…)の相手をする場合,当然の如く原則として「24時間対応」が必要になる訳です.
いつ電話,メール,LINE,その他メッセージが飛んでくるか分からない.そして,もしそれらの「連絡」が来たら「即レス」をしなければならない(うっかりちょっと間を置いたりすると状況が変化―往々にして悪化―しかねない).
そして,そういう状況を改善していくためには,おおよそ最低1か月くらいは掛かります.その間に,当然の如く終電とか有ったものではなく予約無しでホテル泊まり,それも一泊目はこちら(クライシスサイコロジスト)が「対処」するのですが,往々にして今度は「単に動けなくなる」事になったりして(そりゃオーバードーズの急性後遺症としては全然フツー・マシな部類でしょうよ…),やむなく延長2泊目で御会計3万円超持ち出し当方払い乙彼様,といった状況には事欠きません.

斯様な「急性期対処」の対価としては,1か月分の当方の持ち出しを合わせた額面として「30万円」は実費最低ギリギリのラインではないかと考えられます.これを「仕事」と見るなら,2~3倍額でも決して足りているとは言い難いレベルではないかとさえ思われます.

そんな訳で,クライシスサイコロジー対応が必要な方・あるいはそういう事例を見掛けて放っておけないと思われた方は,直ちに当方へ連絡を取って「30万円前払い」でお願いしております.
また,「そんな金額をそういう人がどうやって調達するのか,あるいは弁済の見込みはあるのか」という疑問もあるかと存じますが,もし手元に無ければ「なるべく最悪返せなくてもいい相手から借りる」という方法をここでは提示します.サラ金みたいに「あまり筋の良くない貸し手の選び方」をしたとしても,30万円くらいなら無担保無保証で調達出来ますし,それでもし爾後にどうしても返済出来なかったら,例えば自己破産してしまえばチャラになります(詳細は念のため一応,苫米地英人各著を参照).

 

かく言う筆者も,大学院奨学金や法テラス利用で7桁の負債(借金)を抱えておりますが,別段何の不便も無く日常生活を過ごしております.ついでに言えば,法人の例ですが筆者が役員に名を連ねている企業は,額面8桁の貸付金が不良債権化して9桁(即ち億単位)の債務を抱える羽目になっています.とか言いつつも他方では,筆者は他人(親類の範疇ですが)の9桁の金額の案件,それも不動産とか保険とか法定分割とか入り混じった案件を,名目手伝い(事実上代理人ですが業務独占法制の制約があるのでゴニョゴニョ…)で税金払い込みまで全処理完了などもしています.会社経営者の方などはよく御存知だと思いますが,「借金は決して怖くない」ものです.というかむしろ「借りる事から始めるのが当たり前」くらいのもので,それだったら私人一人にしたって,「人生のファイナンス」を考えたときに,別段「借り入れでクライシスサイコロジー対応」という選択を採っても,何の問題もないはずです.

当記事では別に決してクライシスサイコロジー対応の仕事依頼を推奨するものではありませんが(そんなもの無くて済むなら無い方がいい.…ただ,人間の内面は結構随時さざ波が立っているもので,誰しも「心理的危機」に陥る事は有り得る,と考えます),もし「何かあった」時,あるいは「直近で見かけた」時などにおいては,「こういう対処専門家窓口があるんだよ」という事は,重ねてお伝えしておきたいと思います.

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